カテゴリー:インフィル設計, 仕事

2012年11月1日

昨日はプレゼン用のスケッチを描きました。

これはマンションの住戸提案ですが、部屋を細かく分けて作りこむのではなく、
家の真ん中に作った大きなキッチンを中心に、家族の集う場所を気持ちよく作ることを計画しています。

床はそのまま繋がる大きな1室のLDKですが、キッチンのところの天井を下げ、
その横にある水廻りと連続した仕上げとすることで、緩く領域を分けています。

それと、この計画で大事にしているのは風通し。
対面にある窓を活かせるように、間の扉を開ければ正面奥の窓まで風が抜けるようになっています。

このキッチンの配置は私たちの事務所でもある富ヶ谷Iと同じですが、
この向きでダイニングと繋がるキッチンを計画する時は、
ぐるりと回らなくても直接キッチンに入れる、バック動線も作るようにしています。

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カテゴリー:仕事, 猫と子供と暮らす家

2012年10月31日

先日、猫と子供と暮らす家の隣地側の擁壁と、基礎の立ち上がりの確認をしました。

この家では前面道路が傾斜していて、隣地との間に段差があるのですが、
境界に沿って駐車場のための切込みを作るため、隣地の塀に沿って擁壁を施工しています。

写真では擁壁の基礎を埋め込むために深く掘っていますが、実際にはこの擁壁はほとんど見えず、
後から施工する土間コンクリートは、写真の蛍光色の水糸のラインになる予定です。

それと基礎の立ち上がりの配筋を確認。

耐圧盤の打設前に確認済みなので、立ち上がりでずれることはあまりないのですが、
基礎の立ち上がりのかぶり4センチをしっかりと確認しました。

建て方は11月中頃になる予定です。

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カテゴリー:中庭を囲む2世帯住宅, 仕事

2012年10月30日

週末、旗竿地に建つ、中庭を囲む2世帯住宅の地鎮祭を行いました。

地鎮祭には、ご両親とご夫妻と二人のお子様と、ここに住まう方全員でご参列いただきました。

地鎮祭については以前の記事「地鎮祭を行いました。中野M」で書きましたが、
今回も、設計者である私たちまんぼうが鎌(カマ)を使って草を刈り、
お施主さんはお子さんも一緒に鍬(クワ)を使って耕し、
今回の工事をお願いしている村上工務店の村上さんが鋤(スキ)で土を盛りました。

旗竿地といっても大きな敷地なのですが、両隣を2階建てに囲まれる環境のため、
写真の地鎮祭を行ったあたりを中心に、中庭を囲う2世帯になる計画です。

見積もり段階で構造形式を変えたこともあり、少し時間がかかりましたが、
図書コーナーや防音地下室などの趣味の場所が揃っていて、楽しみな住宅です。

寒い時期の工事となりますが、引き続き、皆様よろしくお願いいたします。

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カテゴリー:子供, 日常

2012年10月29日

週末は、息子の保育園のお友達と一緒に、地元のハロウィンに参加してきました。

毎年暗くなってから、ご近所の家々を廻らせていただいているのですが、
今年もまた見てまわるだけでも楽しい飾り付けの中、大きなカボチャをくり抜いた照明を頼りに、
怖すぎる!?仮装をされたおうちの方々の前で、子供達はセリフを言ったり泣いたり笑ったりと大忙しでした。

すっかりご厚意に甘える形で参加させていただいていますが、
いつも素敵な住まいを提供くださり、ご尽力いただくご近所の皆様方には感謝の限りです。

そしてその後はみんなで晩ご飯に行き、こちらも恒例の?パパさん会に子供達を任せ、
お母さん同士で、美味しく楽しい夜を過ごさせていただきました。

年に数回の集まりですが、とても楽しく大好きな時間になっています。

◆お知らせ
建築家31人の会のHPにて「今週の建築家」として建築家ブログ「ばとろぐ」を担当しています。
こちらとは違った話を書いていく予定ですので、宜しければ覗いてみてくださいね。

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カテゴリー:まんぼう, 仕事, 思うこと

2012年10月26日

最近、意外なご縁から取材の話をいただくことが続いています。

私達にとって、自分たちの仕事を紹介するための手段がこのホームページですが、
いろんな人との繋がりから取材のお話をいただくことも、とてもありがたく、嬉しいことです。

竣工してひと段落すると、連絡させていただく機会は減りますが、
実際に生活されている様子をお伺いするのは、嬉しくもあり、実はドキドキするものでもあり。。

私達の関わる家づくりは1年ちょっとの期間ですが、
その後も長いお付き合いができるような仕事をしていきたいと思っています。


来週は久しぶりのこちらのお宅へ。お子さんの成長を拝見するのが楽しみです。

カテゴリー:5つの中庭のある家, メディア

2012年10月25日

「my HOME+ vol.30 2012 AUTUMN」に、世田谷Iが掲載されています。

「家事がはかどる間取り」のコンパクト動線として、キッチン廻りが半ページほどの記事で紹介されています。

細長い建物の中のコンパクトに見えるキッチンですが、L字にすることで食品庫まで繋がる動線を作り、
そのすぐ隣にはプライベートバルコニーとランドリー収納と、家事のしやすさを考えた住宅です。

この住宅のキッチン廻りはオリジナルで作っていて、大工さんの作ったシナ合板の台にステンレスの天板を載せています。
白いボックスは施主支給のIKEAの既製品ですが、ピッタリになるように作っています。

と全部書いてしまった気もしますが、機会がありましたら、ご感想・ご意見などいただけると嬉しいです。

詳しい紹介はコチラ。
世田谷I:3階建てに5つの庭を取り込み豊かな生活をつくる


別アングルの写真を1枚。後ろの食品庫には、冷蔵庫も収納。アクセントの照明も施主支給です。

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カテゴリー:子供, 日常

2012年10月24日

昨日のことですが、LOHACO(ロハコ)の取材がありました。

ロハコとは、アスクルとYAHOOの始めた食品・日用品を扱うネットスーパーで、様々なものを扱っていて、
現在、オープニング限定で発売されている「HAPPY BOX」の縁で来られました。

撮影には私と息子が参加し、箱を受け取り~、開けて~、商品持って~、と進みますが、
若干想像していましたが、恥ずかしがり屋の息子はまったく顔を上げず。。

箱を開けるところだけは「もしかしておもちゃ!?」というワクワク感から覗き込んでいましたが、
開けて順に出てくるのは日用品や食料品ばかりで(当然ですが)、
それでもなんとか全部出して、自分のおもちゃがないと知った時の失望感たるものや(苦笑)。

あまりにがっかりしてるので、こんなものも買ってみました。(これは別のところからですが)

しかしこれ、迷路編もあるのですが、ついつい先を見たくて伸ばし過ぎるようです。

カテゴリー:メディア, 旗竿地の空を取り込む家

2012年10月23日

月刊HOUSING12月号に町田Mが掲載されています。

以前にも掲載いただいたのですが、過去一年の実例特集の中から編集部イチオシの実例、
「隣家に囲まれた路地奥の敷地でも窓に工夫し、日差しがたっぷり入る空が見える家」として、
再掲載されたものです。

この家はあえて探した旗竿地で、周りを囲まれながらも光と風を取り込み、空を見ることをテーマに、
敷地の四隅に作った庭から風を取り込み、上部に設けたハイサイドサッシから空を見る生活を作り、
前面の公園を臨む外部のようなリビング空間、インナーテラスを提案しています。

また、気持ちの良い2階に家族の集う場所を広く取ることにこだわり、
1階の水廻り近くに家族の衣類をまとめるファミリークローゼットを設けて家事をラクにするなど、
振り返ってみれば、私達の提案するスタイルをたくさん盛り込んだ住宅になっています。

詳しい紹介はコチラ。
町田M:旗竿の空をみるリビングと緑を臨むインナーテラス

共に育つ家の記事でも紹介した、階段上の収納の扉をずらすだけのチャイルドゲートを初めて作ったのもこの住宅でした。

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カテゴリー:まんぼう, イベント, 思うこと

2012年10月22日

この週末、自由が丘のまちかど建築家展にお越しいただきました皆様、ありがとうございました。

私達も、いろんな方々との家づくりについての話や、合間の建築家同士での情報交換もとても楽しく、
今回もかなり有意義な時間となりました。

それからまんぼうでは、年末年明けにかけて、下記の建築家展への参加を予定しています。

・11/17,18 SEA’S まちかど建築家展 in 代官山 ヒルサイドテラス
・12/10-26 素材を楽しむ建築家5人展 in 新宿 木童ショールーム
・1/12-14  建築家サロン in 自由が丘 ギャラリーCATATANA

こちらも近くなりましたら、またお伝えしていきたいと思います。

※建築展では「まんぼうさんにはどんな作風(特徴)がありますか?」と訊かれることがありますが、
私達は、まず、「作風はありません。」とお応えします。

なぜかというと、家というのは、場所も大きさも予算も、何より住まう人が異なります。
設計では、その敷地の条件を最大限に生かし、その「住まう人」が気持ちよく快適と思う家であり、
住まい手にとっての理想のライフスタイルを実現するものであるべき、と考えて設計をするので、
同じものにはならないと思っています。

とはいっても、私達のこれまでの仕事や考え方に共感される方の家づくりが多くなりますし、
家づくりで大切にしていることは同じなので、形や素材に共通するものはあるようです。

これからも、住まう人にとって快適で、生活を楽しむ家をつくっていきたいと思っています。

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カテゴリー:猫と子供と暮らす家

2012年10月19日

昨日は猫と子供と暮らす家の基礎の配筋検査を行いました。

この家では敷地のゆとりを生かし、庭と繋がるように1階に大きなLDKを作る予定なので、
あまり立ち上がりのない、シンプルな基礎になっています。

今回の構造はSE構法なので、柱を固定するためのアンカーもセットされ、とても綺麗な配筋でしたが、
設備配管を打ち込むところでかぶり不足があり、是正をお願いしました。
※かぶりとは・・・鉄筋の外のコンクリートの厚みで、部位により数値が決まっています。

基礎ができたら次は建て方。
プレカットした木材を金物で緊結していくので、ここから先は一気に形ができていく予定です。

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カテゴリー:中庭を囲む2世帯住宅

2012年10月17日

この週末は、千葉に設計中だった住宅の工事契約を行いました。

正確には、工事請負契約は建て主と施工会社で取り交わしますものであり、
建築士は第3者としての立会いになります。

ここに至るまで、私達は実施設計が完了したら施工会社に見積もりを依頼し、調整を行いますが、
これらは設計契約上は建て主と施工会社の間で行うものであり、
建築士は必要な図面や資料の作成と、助言をする立場となっています。

とまた少し説明が長くなってしまいましたが、この住宅は旗竿敷地に建つ2世帯住宅で、
恵まれた広さの敷地環境を活かし、世帯の間に大きな中庭を挟む形で計画しています。

2世帯住宅ではいろいろなメリットもありますが、親子といえども別の生活を営む世帯なので、
生活時間の違いや互いの距離感などは、そのご家族の考えを汲み取り、
将来も見据えて、慎重に設計する必要があると考えています。

この住宅は完全分離型ではなく、玄関や水廻りの一部と、図書コーナーなどの趣味の場所は共用し、
合わせて中庭を間に挟むことで、お互いストレスにならない距離を作っています。

工事に入るのは来月以降の予定ですが、またこちらでも紹介していきたいと思います。

※写真は夏頃の敷地。お父様が草刈りをしてくださいました。

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カテゴリー:仕事, 猫と子供と暮らす家

2012年10月16日

現在工事に入っている猫と子供と暮らす家の水道管の確認をしました。

今回は新築工事なので宅地内の水道管はすべて新しく敷設するのですが、
前面道路から引き込まれた敷地内の給水管が鉛管であることが判明し、市役所へ確認に行ってきました。

※鉛製給水管は柔らかく加工や修理をしやすいことから、昭和20年代まで広く使われていましたが、
鉛製給水管は漏水が多く、健康に影響があることから、横浜市では昭和53年度から鉛管の使用を
全面的に廃止されています。

横浜市では鉛製給水管の解消に取り組んでおり、すでに道路から敷地の入り口までは交換済みで、
敷地内にのみ残っている状況だったため、この部分は今回の工事で交換をすることになります。

現場では掘り返してみてわかることもありますが、一つずつ解決していくことが、
長く暮らすための家を作ることに繋がると考えています。

※宅地内の鉛製給水管を取り替える工事費を助成してくれる制度もあるので、
気になる方はチェックしてみてください。
宅地内鉛管改良助成制度

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