スケッチを描いています。

2014年02月5日

ここ数日、スケッチを描いています。
戸建て都心_フェーズ1

去年より進めていた都市生活研究所との「子育て世代の生活空間コンセプトの提案」について、
ワーキングに参加するメンバーが、ほぼ皆、該当世代という構成もあり、
いろいろな場所を見学したり、具体的な生活の様子や経験談もも含めた意見交換を繰り返してきたもので、
今年に入ってからは冊子にまとめる作業として、スケッチを描いています。

それぞれのシーンごとのスケッチも描いていく予定ですが、
まずは全体の構成がわかりやすい俯瞰のアクソメスケッチから作り、
この中に人の動きや説明を入れ込んで、資料として完成させていく作業を協力して進めています。

上のスケッチは、間口の狭い都心の戸建ての3階建て案の2階部分の下絵。

階段室前のホールを利用した手洗いコーナーやキッチン前のスタディコーナーなど、
子育て世代にとに関する内容を盛り込んでいますが、
子育てといってもいろいろなフェーズがあり、またずっと育て中というわけでもなく、
その時期に合わせて増改築を含む変化を加えるのは、現実的にはなかなか難しい。。

といったことから、共通して、
まずは世代に関わらず住まいを快適に楽しむための形であること、
そしてその上で、生活のフェーズに合わせて対応できることが大事、と考えています。

その他にも、郊外に建つ2階建てや、都心と郊外の集合住宅など、
設備面からの提案も含めてまとめていく予定で情報の共有などをしていますが、
私たち自身も学ぶことが多く、楽しみながらのワーキングとなっています。

浜松町の13階で打ち合わせがありました。

2013年11月22日

先日の都市生活研究所の打ち合わせは、浜松町の13階でありました。
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目の前には見事な旧芝離宮恩賜庭園が広がり、
左の線路には新幹線やワイドビュー踊り子号など、いろんな車両が通っていて、
この日の芝離宮では結婚式の撮影も行われていました。

なんだか東京だなあと思うこの景色に、打ち合わせでは背中を向けて座っていましたが、
雲のない冬の空の青色は綺麗で、なんだか気持ちがスーッとするような気がします。

仕事をしているとどうしても机や画面に向かう時間が長くなりますが、
外を見て、季節の移り変わりを感じる時間も大事にしたいと思っています。

10°CAFEに打ち合わせに行ってきました。

2013年11月19日

先日、参加している都市生活研究所の打ち合わせで、10°CAFEに行ってきました。
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正確には、10°CAFE(ジュードカフェ)が運営しているレンタルスペースなのですが、
定期的に行っている子育て世代の生活空間をテーマとしたワーキングで、
たまには気分を変えてみよう!ということで、神田川の見える明るいスペースを借りての
ランチミーティングとなりました。

私たちも含め子育て世代に当たるメンバーが多く、データからの解析だけでなく、
自分たちの経験も含め、毎回様々な意見交換を行っているのですが、
どういう位置を目指すのか、どのようなことが提案できるかなど、
内容もどんどん濃くなってきています。

定期的に行っている打ち合わせですが、早いもので次回第5回目は明日。
宿題をまとめて、今度は新幹線の見える浜松町に向かう予定です。

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明るくて気持ちよいのですが、これからの季節はちょっと寒いかもしれません。

小さなリフォーム 現場確認に行ってきました。

2013年10月2日

夏前よりスタートし、現在工事中の小さなリフォームの現場に行ってきました。
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生活をされている中での部分リフォームなので、道具や資材を整理しながら、
養生をしっかり行い、工事が進んでいます。

工事範囲としては、水廻りの総入れ替えを中心に、キッチンとリビングのあたりまで、
部分的に手を入れています。

水廻りはタイル貼りまで進んでいるので、天井を貼ってダウンライトを付けて、塗装を施し、
寒さの気になる窓に後付けできるインナーサッシを取り付けたら完了です。

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今回給湯器から配管を組み替える工事を行っているので、経由する天井も貼り替え、
繋ぎの部分には点検口を設置。
リビング周りには冷暖房の区画となる簡易な間仕切りを追加しています。

部分リフォームでは、一部をそっくり入れ替えるような工事となる場合が多くありますが、
ここでは家族やスタイルに変化のあったお施主さんにとって、暮らしやすい住まいになるよう、
住まいの全体に渡り、気になるところを少しずつ手を加えるリフォーム工事を行っています。

まんぼうで設計監理を行っているリフォームは、コチラで紹介しています。
>>今までの仕事 「リフォーム

浜松町に打ち合わせに行ってきました。

2013年09月5日

昨日は参加している都市生活研究所の打ち合わせで、浜松町に行ってきました。
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子育て世代の生活空間をテーマとしたワーキングで、
第一回となる昨日はまずは調査報告や顔合わせなどから。

というのは仕事の話なのですが、それはさておき。。
浜松町あたりでは、新幹線やモノレールが頻繁に目の前を通る光景を目にします。

東京にいればそんなに珍しくないことなのでしょうし、
以前設計監理したリフォーム工事で通った時にもよく目にしていたはずなのに、
新幹線が通るとなんだかついつい嬉しくなって、カメラを構えてしまいます。

しかし新幹線とは速いもので、ちょうどいいタイミングでの撮影はなかなか難しく。
残念、、と思ってもすぐに次の新幹線が通るのですが、これまたタイミングが合わず。

最近は乗る機会がないし、大の新幹線好きだった息子の興味も冷めているのですが、
たまには新幹線でどこかに出かけてみようかなあ、なんて思ったひと時でした。

近くのリフォームはコチラから。
>>港S:家具で仕切る、趣味と友と生活を楽しむワンルーム

マークイズのショールームに見学に行ってきました。

2013年08月20日

先週は横浜に新しくできたマークイズにある、東京ガスのショールームに見学に行ってきました。

これまでも新宿のショールームには何度か訪れていますが、新しく参加させてもらうことになった、
東京ガス都市生活研究所のワーキングの一環として、まずは今を知る、ということで案内して頂ききました。

いろいろな機器の紹介もありますが、メンバーの興味を引いたのは、昔と今を比較する体験コーナー。

上の写真は温熱環境や生活スタイルも含めて、リアルに再現した1980年代の部屋で、
壁付けキッチンに置き式ガスコンロに緑の冷蔵庫があり、その背面にダイニングというLDK。
任天堂初代ファミコンにホーミング洗剤など、細かいところでも懐かしいものがたくさんあり、
写真には写っていませんが、二層式洗濯機を置いたひんやりした水廻りもありました。

そして次に案内されたのが現代の住まいですが、
使い勝手の良さそうな対面キッチンから、裏動線で繋がるほんのり暖かい快適水廻りまで、
こちらも細かく小物に至るまで、なんだかホームドラマに出てきそうな生活が再現されています。

ついつい小物を見てしまうのですが、ここで再現しているのは温熱環境の違いで、
エアコンで暖めて頭ばかり暑くなっていた昔と、床暖房による輻射熱でじんわり暖める現代。
もちろん、現代の方が心地よいはずですが、夏の体験では全者が若干わかりにくかったかも…。

その他にも試食もできるオープンキッチンやミストサウナに、子供の料理教室などもあり、
情報収集だけではなく、なんだか楽しい場所になっているようです。

これから始まるワーキングのテーマは、「子育て世代の生活空間コンセプトの提案」。
普段の設計や自分たちにも重なる部分も多く、いろいろと楽しみになっています。

夏季休業のお知らせ

2013年08月12日


まんぼうは、8/12(月)~8/15(木)まで、夏季休業とさせていただきます。(もう本日ですが、、)

皆様にはご不便をおかけしますが、何卒ご了承の程宜しくお願い申し上げます。

※写真は毎年見に行っているひまわりです。

今日は工事中です。

2013年07月17日

今日はまんぼうの事務所内で工事をしています。

といっても事務所スペースにエアコンをつけるだけのプチ工事ですが。

私たちの事務所は自分たちで設計監理を行ってリフォーム工事をしているのですが、
設計時の最初に出てきた見積もりで金額が合わず、通常の減額では配線工事を残しますが、
自分達の事務所ということもあり、思い切ってエアコンのための電気工事も全て削除していたため、
今回は分電盤からの工事をお願いしています。

周囲より高く、南から北まで壁のないワンルームとしているので風通しがよく、
(体感に個人差はありますが)それなりに暑くても、これまでは普段は扇風機で過ごせていて、
それ以上必要な時には、隣のエリアの小さいエアコンからサーキュレーターで風を送る、
なんてこともしていましたが、この場所に移って10年目にもなるので、今年は付けることにしました。

長くある予定なので、盤からの取り出しや配線ルートに、配線は全て鉄管の中を通して
コンセントボックスも鉄製ボックスを直付け、などのこれまでに合わせた仕様とし、
施工は付き合いのある施工会社の電気屋さんにお願いして、2人で丸一日で終わる工事です。

今週が涼しいのはちょっとだけ残念なような気もしますが、工事をするにはいい天気でした。

袖壁が無くスリーブを開けられないので、サッシの端にスキマ用プレートを設置。
最近は便利なものがあるのです。

まんぼうの事務所リフォームについて、詳しくはコチラから。
>> 富ヶ谷I: ライフスタイルを限定しないロフト空間に住まう

木造軸組工法による耐火建築物設計マニュアル講習会の修了証

2013年06月21日

先日受講した、木造軸組工法による耐火建築物設計マニュアル講習会の修了証が届きました。

耐火建築物とは火事になっても主要構造部が燃えない耐火性能を有した建築物のことであり、
耐火建築物といえば、鉄筋コンクリート造や鉄骨造とすることが多くありますが、
日本木造住宅産業協会(木住協)が国土交通省大臣の認定を取得した方法で施工すれば、
木造でも1時間耐火構造の、燃えない建築物を建てることが可能です。

実際に建てるためには、確認申請に記載する設計者、工事監理者、
及び、及び施工会社の工事自主検査実施者の三者が講習会修了登録者であることが必要であり、
当然ながら細部に至るまで認定された工法に則って施工することが大事です。

別の工法と比較した時の建設にかかる費用など、まだまだ悩ましいところもありますが、
選択肢の一つとして、しっかり考えていきたいと思います。

木造軸組工法による耐火建築物の講習会に行ってきました。

2013年06月7日

今日は木造軸組工法による耐火建築物設計マニュアル講習会に行ってきました。

耐火建築物とは、火事になっても主要構造部が燃えない耐火性能を有した建築物のことであり、
耐火性能が求められる時には、鉄筋コンクリート造や鉄骨造とすることが多くありますが、
日本木造住宅産業協会(木住協)が国土交通省大臣の認定を取得した方法で施工すれば、
木造でも1時間耐火構造の、燃えない建築物を建てることが可能です。

但し、その方法は構造認定といわれるものであり、設計者、工事監理者、
及び施工会社の工事自主検査実施者は、講習会修了登録者である必要があるため、
現在耐火建築物とすることを検討中の物件に合わせ、講習会に参加してきました。

半日講習ですが、実際に設計するための細かい仕様や想定されるパターンによる違いなど、
すぐに検討したい知りたかった内容ばかりなのでメモも真剣で、あっという間の時間でした。

寸法モデュールや実際の工事費、現場での監理など、考えることはいろいろありそうですが、
引き続き検討していきたいと思います。

ちなみに講師を務められた安井さんは大学の同級生で、
久しぶりでも変わらないと思うのは自分たちだけかも知れませんが、良い刺激をもらいました。

気持ちよく過ごす住まい・3

2013年05月16日

先日のスケッチの時に描いた別の住宅を、もうひとつ紹介します。

この住宅では、建物は建蔽率40%を最大限に使いつつ、コンパクトで機能的な形にまとめ、
外観に木を貼ることで、柔らかい印象となる住まいを提案しました。

但し、木の風合いを持続させたい場合には、塗装などのメンテナンスが必要ですので、
通りから見える面だけ木を貼り、残る面は耐久性のある素材としています。

家を作る時にはお金をかけるところのバランスや、住まいを維持するうえでの手間など、
いろんな条件を住み始めてからの負担にならないように整理することで、
家を楽しむゆとりが生まれてくるものだと思っています。

合わせて提案した住宅の紹介はコチラ。
>>気持ちよく過ごす住まい
>>気持ちよく過ごす住まい・2


帰ってきた時に我が家を見るとほっとするような、そんな表情を作りたいものです。

気持ちよく過ごす住まい・2

2013年04月25日

先日紹介したスケッチの時に描いた、別の住宅です。

こちらは少し奥に入る旗竿地に建つ木造3階建ての提案ですが、
ここでも、せっかく建てる住まいは、明るく気持ち良く、風通しが良いことと、
家族で楽しめる庭を作ることを計画しました。

周りを建物に囲まれる環境ですが、境界から距離を取ったところにハイサイドサッシを作り、
周囲に邪魔されることなく、光を下まで取り込み、空の見える生活を作ることを提案しています。

ハイサイドサッシ、というのは、壁の高いところに設けるサッシのことで、
オペレーター操作になりますが、トップライトよりも光の加減を調整しやすく、
プライバシーを守りながら光を取り込むには有効な手段と考えています。

外壁は旗竿地であまり見えない場所なので、メンテナンスを重視したガルバリウムを基本に、
アプローチから中庭まで、自分たちの近くに来る場所は表情のある吹き付けとしました。

外観の仕上げの切り替えはただのデザインではなく、内部構成などから意味を持ち、
自分の家が見えてきた時に、なんだか嬉しくなるような、そんな表情を作りたいと考えています。