続・アトリエ付きリフォーム 大工工事が進んでいます。

2014年09月9日

アトリエ付きリフォームの現場も進んでいます。
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少し前の写真なのでまだ下地が見えていますが、この週末にかけても工事が進み、
下地を作る部分の大工工事と、隠ぺいとなる配管、配線などの設備工事はほぼ完了し、
この先は造作工事と呼んでいる作りこむ部分が進んでいきます。

造作工事についても大工さんの工事として計画していましたが、
今回の工事では可能なものは家具屋さんが工場で作ったものを持ってきて設置することになったので、
壁の仕上げなどと並行して、進んでいく予定です。

床にはオーク材を使用し、壁の仕上げなども前回のリフォームとはまた違った印象になる予定ですが、
出来上がりが見えてくるのが楽しみになっています。

これまでの設計監理の過程はコチラから。 >>アトリエのある家

前回のリフォームはコチラから。 >>代々木A:アトリエとアルコーブ、自分仕様にカスタマイズ

※住み替えのため、新しい住まいのリフォームとなっています。

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今回は間に躯体の壁があるので、大きく二つに分かれた場所になる予定です。

耐震化リフォーム 下地工事が進んでいます。

2014年09月3日

先週の現場は、下地工事が進んでいました。
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柱が湿気でダメになっているところや切欠きの多いものは交換し、
薄い筋かいしかなかった耐力壁は構造用合板貼りに交換し、耐力壁の箇所も増やして進めています。

追加する耐力壁は、1階のそれぞれの辺の中央あたりと全体の中央、それと勝手口があった建物の隅など。
今回、貼りこむ構造用合板は、仕上げに影響しないよう、柱の間に面合わせて納めるなど、
仕上がるとすべて見えなくなる部分ですが、しっかり施工されていることを確認しながら進めています。

大工さんが一人で作業をしている現場なので、1階が納まったら2階へと進んでいく予定ですが、
週末にはお施主さんと打ち合わせを行い、床材や外壁、今回は既製品を入れるキッチンなどの仕様や色味も最終確認し、
仕上げ工事への準備も着々と進んでいます。

これまでの設計・監理の過程はコチラから >>耐震化も備えたリフォーム

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現場にあった脚立収納。簡単な造作ですが、足元のスペースが使えて便利そうでした。

大田区の共同住宅 地鎮祭を行いました。

2014年09月2日

週末には、大田区で進めている共同住宅の地鎮祭がありました。
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諸々の申請も無事通り、一度は金額がまとまれば着工できる状態で進めていたのですが、
いろいろな要因から、計画を大きく見直すこととなり、
全戸にルーフテラスなどのちょっとしたゆとりの場所をプラスした計画として、現在申請を進めています。

お施主さんにはご理解いただき、スケジュールについても大きく変更することとなりましたが、
無事に工事の段取りも進み、この週末にはお施主さんご夫妻と地鎮祭に参列させていただきました。

今回も、設計者である私たちまんぼうが鎌(カマ)を使って草を刈り、
お施主さんが鍬(クワ)を使って耕し、今回の工事をお願いしている三京建設の白井さんが鋤(スキ)で土を盛りました。

何度経験しても慣れることがない地鎮祭は、神主さんのお声で改めて気持ちが引きしまる時であり、
計画のスタートからのことや初心を思い返させてくれる、なんとも言葉では表しにくい神妙な時でもあります。

これから3月の竣工に向けて、しっかり現場監理を進めていきますので、
関係者の皆様、よろしくお願い致します。

これまでの設計の過程についてはコチラから >>大田区の共同住宅

地鎮祭についてはコチラから >>地鎮祭を行いました。中野M

「建築知識 2014年9月号」 掲載のお知らせ

2014年08月25日

「建築知識 2014年9月号」に、杉並Yと中野Mが掲載されています。
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建築知識は建築関係者向けの専門書ですが、その中の第一特集に、
「腕のいい設計者が10年かけて導き出した「納まり」の最適解を1日でマスターできる
木造住宅Q&A透け透け立体ディテール集」があり、そこに私たちも事例協力させていただきました。

・階段 (杉並Y)P44
 木造で片持ち階段をつくるには?
・屋根 (中野M)P85
 陸屋根を安全に、美しくつくるには?
の2項目に掲載されています。

建物の形をつくるための工夫や納まりはそれぞれの事務所が考えて蓄積しているものであり、
それを公開する、という大胆な企画でもあるのですが、
タイトル通りのとても中身の濃い企画になっていて、早速私たちもじっくり見ています。

専門書コーナーに置かれていると思いますが、家の作り方にご興味がありましたら、
是非手に取っていただき、また感想などお聞かせいただけると嬉しいです。

耐震化リフォーム 下地工事が進んでいます。

2014年08月22日

耐震化も備えたリフォームの現場で、打ち合わせを行いました。
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現在は構造材の入れ替えや下地工事が進んでいて、細かなピッチで入っていた柱が少し整理され、
現場は見通しよく、下地材の明るい合板の色味に変わったこともあり、広くなった印象へと変わってきました。

柱を抜く部分は既存の梁下に材を沿わせ、その両側をさらに合板で挟み込む形で補強して進めていますが、
そのまま使用する予定だった柱についても、工務店さんと大工さんが納得のできる形で進めたい、
とのことで交換しているので、1階内部の構造材についてはほぼ新しくなっています。

現場では、その他交換するサッシのサイズや仕様、取り付け高さの確認や、電気の位置など、
打ち合わせや確認をしながら進めているところです。

これまでの設計・監理の過程はコチラから >>耐震化も備えたリフォーム

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晴天が続いているおかげで暑くはありますが、建物全体の湿気も抜けてきています。

夏季休業のお知らせ

2014年08月8日

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まんぼうは、8/12(火)~8/17(日)まで、夏季休業とさせていただきます。

今年は遠出はしない予定ですが、のんびりと夏を楽しむ予定です。

皆様にはご不便をおかけしますが、何卒ご了承の程宜しくお願い申し上げます。

※写真は毎年夏に訪れていた瑞牆山の自然公園。いつかこの先の瑞牆山に登ってみたいものです。

耐震化リフォーム 現場打ち合わせを進めています。

2014年08月6日

耐震化も備えたリフォームの現場で、大工さんも交えた打ち合わせを行いました。
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先日構造の確認を行い、現在は仕様変更にかかる見積もり調整中ですが、
現場は出来るところから進めていて、これまでは土だった床下には土間の打設が進み、
基礎周りの立ち上がりと床面に断熱材を施して、床を作っていきます。

解体の際には、これまでの大引きも使えるところは使う、として残していましたが、
レベル調整や施工性も踏まえた施工側からの提案で、今回はすべて撤去して作り直すことに。
そして合板を張り足す2階床下地は、現在床の不陸を吸収する為、根太を追加して9ミリ合板を貼ることにしました。

その他、先日確認した構造補強の方法や、交換するサッシの仕様についてを打ち合わせしたり。
暑い時期で夏休みもありますが、現場は出来るところから進んでいく予定です。

これまでの設計・監理の過程はコチラから >>耐震化も備えたリフォーム

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奥のサッシはペアガラスのものに交換予定。間違い探しのようですが、少しずつ現場は進んでいます。

中野M「渡辺篤史の建もの探訪」放映のお知らせ

2014年08月1日

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私たちまんぼうで設計監理を行った中野M・緑に囲まれるお気に入りのカフェのような家が、
来週テレビで放映されることになりました。

番組名 :渡辺篤史の建もの探訪(テレビ朝日) >>番組HPはコチラ
日時  :8月8日(金) AM4:30~5:00

緑をテーマに、中庭を囲うようにリビングとダイニングキッチンを配置した住宅で、
自分達の好きなものを集めて、お気に入りのカフェのような家にしたい、との計画どおり、
すっかりMさん色に染まったおうちになっています。

また、この家はお祖父様の家からの建て替えだったのですが、
キッチンの収納素材には以前の家の壁材を、ダイニングセットはそのまま引き継いだもので、
昔ながらの土間の台所をイメージした場所となりました。

撮影日には予定が合わず、私たちは立ち会えなかったのですが、
ご主人のオーディオルームの趣味で意気投合し、渡辺さんは撮影後も夕方までおられたのだとか。

どのような形で紹介されるのか、私たちも少しドキドキしていますが、
宜しければご覧いただき、また感想などお聞かせいただけると嬉しいです。

この住宅の詳しい紹介はコチラから >>
中野M・素材を引き継ぎ、緑に囲まれるお気に入りのカフェ

葉山の小さな小屋 打ち合わせで森戸海岸に行ってきました。

2014年07月31日

葉山の小さな小屋の打ち合わせで、森戸海岸に行ってきました。
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設計の打ち合わせで、お施主さんと葉山の絶景ビーチカフェ「CABaN」というところに行ってみたのですが、
さすがに平日とは言えこの季節、ランチタイムをずらしても混んでいたので、気分を変えて、
森戸海岸の海の家で、海を眺めながらの打ち合わせをしてきました。

設計としては、現在2つの形をベースに打ち合わせをしているのですが、
あらかじめ作ることにした水廻りや周囲との関係などを中心に話を進め、
その後は海岸から歩いていける現地に移動し、周囲にある家との関係や視線の抜ける方向などを確認。

もう少しまとまったところで見積もり、と進んでいく予定です。

葉山の海は平日だったせいか人も少なめで、とても静かな海だったので、
機会を見つけて、今度はこちらの海にもプライベートで遊びに来てみたいものです。

これまでの設計過程はコチラから。 >>葉山の小さな小屋

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海からの風の抜ける木陰で過ごす時間はとても穏やかで、仕事ですがとても心地よい時間となりました。

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真ん中あたりに見えるのがビーチカフェCABaN、高台から海を見下ろす景色もとても気持ちが良さそうでした。

二世帯リフォーム 現地説明を行いました。

2014年07月29日

昨日は多摩市で進めている二世帯リフォームの、現地説明に行ってきました。
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現在図渡しをして見積もりをお願いしているのですが、リフォームの場合は特に、
工事範囲や内容、設計の意図を正確に伝えることが大事になってくるので、
現地での説明も行うようにしています。

今回の工事範囲は水廻りも含めた全てですが、
既存の壁位置を替えない部分については表面のクロス仕上げのみを張り替えとしたり、
建具についても、表面のみの塗り替えのみとして再利用するものもあり、
図面だけではわかりづらい部分を中心に、現地で確認をしてきました。

また、電気設備や衛生設備、鋼製建具など、施工会社の方だけでなく、
工事に入る予定の業者さんも一緒に来られ、いろいろ確認をしてもらいました。

見積もりが出てくるのはもう少しかかる予定ですが、
こちらもまだまだ暑い時期の工事スタートとなる予定です。

これまでの設計の過程はコチラから >>二世帯リフォーム

続・アトリエ付きリフォーム 設備工事が進んでいます。

2014年07月25日

昨日はアトリエ付きリフォームの現場打ち合わせに行ってきました。
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解体も終わり、床下に納まる設備配管と、下地工事が進んでいます。

スケルトンからのリフォームで、水廻りのおおよその位置は変わりませんが、
内部のレイアウトの変更に合わせて、配管もすべて新設しています。

給水、給湯、排水、ガスなど、基本的に設備の配管は床の下地合板の中に納めるので、
先行して配管し、固まったところからその上に床下地の合板を敷いていきます。

現場では、設備の位置や仕上げ予定、納まりなど、監督さんや設備屋さんも一緒に打ち合わせ。

図面もいろいろ描いていますが、リフォームの場合は特に、
現場での確認や打ち合わせが多くなり、現場に足を運ぶ頻度が増えるもので、
昨日も移動は自転車で、暑すぎるほど暑いですが、いい運動にもなっています。

これまでの設計監理の過程はコチラから。 >>アトリエのある家

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浴室廻りの配管もすべて新設。ここも全部隠れて見えなくなるものです。

耐震化リフォーム 構造確認を行いました。

2014年07月23日

今日は構造家の木村さんと一緒に、解体後の現場を確認してきました。
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先週末に現場を施工の海老沢さんと確認し、設計の方針などを打ち合わせしてきているので、
今日はその調整方法の確認や、構造の補強箇所や補強方法についての話が目的です。

解体後の軸組には目に見えて欠陥と思える施工は無く、当時はきちんと施工された印象を受ける建物なのですが、
全体に現在より細い柱で構成されていることや、経年の雨の侵入による腐朽箇所もあり、
柱の交換や補強を必要とする部分もやはりいくつかあります。

柱の交換については外すことはできないので、途中で切って繋ぐ形か沿わせる形で補強したり、
土台にアンカーが不足している場所にはアンカーを補強、柱と土台には引き抜き金物を追加しますが、
アンカーを打って通常用いるホールダウン金物をを入れるのではなく、基礎に負担を掛けない金物を使う、
など、新築とは違い、既に形があるため、使える金物を確認しながら進みました。

また、耐力壁についても、今回の工事で筋交い壁から構造用合板全面梁の壁に変更する為、
下地となる間柱や、壁合板w止めるために必要な土台を入れる場所、
壁を留めつけるために追加する間柱のサイズや施工方法など、
既にあるものを傷めずに強化するための方法についても、確認を行いました。

少し大きな修繕を行う所もあるので、一度まとめてお施主さんに確認していく必要がありますが、
安心して住まえる家となるよう、しっかり固めていく予定です。

これまでの設計監理過程はコチラから >>耐震化も備えたリフォーム

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足元を交換する柱。断面の欠損具合を調べ、交換の必要の有無を確認していきます。