子育て世代の住空間研究 冊子が完成しました。

2014年04月10日

去年より進めていた都市生活研究所との「子育て世代の住空間研究」をまとめた冊子が完成しました。
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東京ガス都市生活研究所は、社会の変化や都市に暮らす人たちの生活について調査・分析を行い、
将来のライフスタイルやニーズを予測し、豊かな暮らしを創るための提言や情報発信を行っています。

今回の冊子では、その都市生活研究所の子育て世代の住空間研究に設計者として参加し、
いろいろな分析結果や今後のニーズなどを踏まえながら、
・都市型戸建て住宅
・郊外型戸建て住宅
・都心型集合住宅
のそれぞれの形について、いろいろな場所での親子のコミュニケーションを含めた住まい方や、
家事動線や収納の工夫など、子育てをしながら住まう上での提案を行っています。
(郊外型集合住宅は、今後の冊子にて盛り込まれる予定です)

とはいっても、家は長くあるものであり、子育てにもいろいろな段階があるので、
・子供が小さい時(主に夫婦+未就学児)
・子供が少しずつ自立してくる時期(夫婦+小学生2人)
・子供の個も尊重する時期(夫婦+中・高校生)
の3つのステージに分け、どのように住まいを変化させていくかも含めて、
「子供の成長に応じて変化する住まい」としてまとめました。

実際にはそこで終わらず、子供が独立して夫婦二人に戻る、というステージ4もあり、
そこまでの変化も盛り込んでいましたが、今回の冊子の中ではステージ3まで。
また、大がかりなリフォーム工事を伴うものは、提案は出来てもなかなか現実には難しい場合も多いので、
家具や建具の移動など、実際にできる形を提案することにこだわって、まとめています。

それらの提案に、快適に過ごす上でのそれぞれの場所への設備提案までも盛り込んだ、
内容の充実した冊子になっていて、まんぼうからお渡しすることも可能ですので、
ご興味がありましたらお問い合わせくださいね。

私たちも、今後の設計や生活に役立てたいと思っています。

これまでの作業の様子はコチラから >> 生活空間コンセプトのためのワーキング

葉山のツリーハウス計画 現調に行ってきました。

2014年04月9日

ツリーハウスのご相談をいただき、葉山の敷地に現調に行ってきました。
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写真は海沿いにある真名瀬のバス停ですが、海沿いにあるというだけでも気持ちよく、
なんとなくこれから先がちょっとワクワクしてくるから不思議なもんです。

今回のきっかけとなった日本橋三越で開催していたツリーハウス工務店は昨日で終了したのですが、
イベントをきっかけにいただいたご相談で、ツリーハウスを作りたいと思ってるんだけど、どんなことができるか、
というところからのスタートです。

まずは提案させていただく予定なので、まずは敷地から。
現地は住宅が並ぶ中にあるのですが、現地に肝心のツリーハウスの幹になる樹木がないので、
そもそも樹木を移植して作れるのか、それともそこから何か作るのかなどから考えています。

この計画はまだ実現するかどうかわかりませんが、
私たち自身も作ってみたいといろいろ考えを膨らませていたこともあり、
調べたり考えりすることも、とても楽しみになっています。

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今回は後ろの予定があったので駆け足でしたが、またゆっくり行ってみようと思います。

耐震化リフォーム 図渡しを行いました。

2014年04月1日

設計を進めていた耐震化リフォームの、見積もりのための図渡しを行いました。
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図渡しとは、工事の見積もりを取るために詳細など含めた設計図一式を渡すことで、
施工会社の方に、現地の説明や図面・設計の意図など含めて、内容の説明を行います。

今回の場合は前面道路が狭く、密集する地域の古い戸建てのリフォームであり、
現地の状況や施工可能な方法の確認等が大事であったため、途中でも施工会社の方と現調し、
その内容を踏まえての、図渡しとなりました。

揃える図面は、新築の戸建てよりは少なくなりますが、
仕上げ表、各階平面図、天井伏せ、展開図、建具表、電気設備、衛生・空調換気設備図、リスト、
などの一式に加え、現況と比べてどこを解体し、どこを変えるのか、といった解体指示図と、
今回の場合はどこをどのような形で補強するのかという、耐震計画図が加わります。

現在もまだまだ施工会社さんは忙しいようで、見積もりアップは3週間後。
やりたいことを盛り込んでみて、金額を見てから判断したい、という方針で進めているので、
予算以上の見積もりで出てくることはまず間違いないのですが、
どのくらいで納まるか、ちょっとドキドキしながら(質疑があれば回答しながら)待つことにします。

これまでの設計の流れについてはコチラから。 >>耐震も備えたリフォーム

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今朝は息子の放課後クラブ(学童)への送りからスタート。桜がとても綺麗でした。

続・アトリエ付きリフォーム 現調に行ってきました。

2014年03月19日

先日、代々木Aから住み替えリフォームをすることになったマンションに、現調に行ってきました。
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近隣の緑を臨む気持ちの良い環境にあり、前にお住まいの方もリフォームをされていたそうで、
間仕切りで使い方を自由に変えることができる形になっていました。

建設時の図面などは管理会社の方からいただいているのですが、
建設途中で多少の変更を行っている可能性があるので、確認できる範囲で現状の把握と、
主要な部分の採寸、構造壁の位置の確認などが目的です。

今回はスケルトンリフォームの予定なので、全て撤去しての計画になりますが、
現況の設備の位置、PSの位置なども合わせて確認。

その後はAさんのお宅に移動して、
住まい方や仕上げのイメージについて、打ち合わせをさせていただきました。

収納力は大事なテーマだけど、高さを使ったちょっと遊び心が欲しいなど、
これまでの一貫したイメージに少しプラスすることで、また楽しい住まいになりそうです。

これまでのお住まいの詳しい紹介はコチラから>>
代々木A:アトリエとアルコーブ、自分仕様にカスタマイズ

続・アトリエ付きリフォーム 始まります。

2014年03月3日

週末は以前まんぼうでリフォームさせていただいた、代々木のお宅にお伺いしてきました。
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写真のように、一番初めは奥様のアトリエのあるご自宅としてリフォームし、
3年ほど前にお子さんの誕生に合わせて子供エリアのリフォームもさせていただいたのですが、
今回新たなマンションに移られることになり、
またそのリフォームのご依頼をいただき、まずは要望をお伺いに行ってきました。

ご自分たちの住まい方に合わせて、快適な形を作ることをとても大事にし、
その都度ご相談いただけるのは本当に嬉しいですし、ありがたいものです。

先日、新しいお住まいとなるマンションも見せていただいたのですが、
住まいのイメージはお二人とも一貫したものがあるので、これまでものにプラスして、
お子様との暮らし方はアトリエの場所、新たに加わった家具など、
初回となる打ち合わせは、いろいろなお話を楽しくお伺いして無事終了。

完成まではまた半年以上のお時間をいただく予定ですが、
今回もまた喜んでいただける住まいを作っていきたいと思います。

詳しい紹介はコチラから>>
代々木A:アトリエとアルコーブ、自分仕様にカスタマイズ

川面のみえる家 手直し工事の確認に行ってきました。

2014年02月25日

昨日は川面のみえる家に、手直し工事の確認に行ってきました。
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住み始めてから気づいたことも含め、少し手直し工事に入らせていただいているのですが、
その工事と今後の予定や方針、追加でいただいた工事内容など、
奥様と監督さんと打ち合わせをしてきました。

昨日の工事は洗面下の配管を調整したり、納期が遅れていたタオル掛けの取り付け、
追加した玄関の手すりなど、一つ一つの作業は少しずつですが、
それぞれ作業をする人が違うので、数人が一度に入り、作業をさせてもらいました。

もう少し項目が残っているのですが、
早く完璧な形になるよう、整理をしながら終わらせていきたいと思います。

ちなみに上の写真は黒板壁用のチョークなのですが、大きさがわかりますか?

右のケースに入っている細い緑が昔からあるチョークなのですが、
直径が3センチほどもあるチョークは子供の筆圧でも折れず、書きやすいそうで、
遊びに来られたお友達も一緒に、お絵描きを楽しまれているそうです。

これまでの設計。監理についてはコチラから >> 川面のみえる家

東京ガスの研究所に見学に行ってきました。

2014年02月19日

月曜日の打ち合わせの後は南千住に移動し、東京ガスの研究所を見学に行ってきました。
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今回の見学は建築家31人の会として見学させていただいたもので、
伊東豊雄さんの設計で作られた「Ei-WALK」コンセプトルームでの説明からスタートしました。

※「Ei-WALK」は、最先端のエネルギー技術を紹介する、東京ガス千住見学サイトで、
東京ガス千住テクノステーションの中にあります。

これまでにもショールームを案内いただいたり、発電システムや太陽光パネルなど、
様々な機会で情報としては知っていることもありましたが、
ここは研究所だけあって、エネルギーの利用効率や燃焼技術の開発、ライフスタイル提案など、
更に広範囲に、いろいろなことに取り組まれている様子を見せていただきました。

といってもまだまだ実験段階なので、ライフスタイル提案など身近なものの中には、
部屋をそのままお風呂に変えたら床が濡れるでしょ…、とか、
隣の家で作ったお湯をもらったら、隣の人が使いたい時にお湯が無くなくなるでしょ?
など、使用する側の感覚で好きなことを言わせてもらったりすることもありましたが、
もちろんそれらは把握済みで、だったらどうすればいいかを検証するために作っているというものです。

物事はいきなり完成するわけではなく、いろいろな試作を経て完成品へとなっていくわけで、
通常、私たちが思いついてもなかなかリアルサイズを作っての実験は出来ませんが、
それらをすべて(ではないかもしれませんが)試して作り上げてく研究所というのは、
やはり楽しい場所だと思いました。

その他にも開発もかなり進んでいる、水素を燃料とする水素カーに試乗させていただいたり、
建築家自身の知識を増やし、スキルアップを目的としている見学会ではあるのですが、
ちょっとワクワクする、楽しい時間を過ごさせていただいた見学会となりました。

お世話になった皆さま、どうもありがとうございました。

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太陽光パネルは5種類。作り方の異なるものを様々な角度で設置し、データを取っています。

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秘密のお風呂。これはちょっと盛り上がりました。

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行く前の近隣散策で見つけた豆乳ドーナッツ。買い損ねたのがちょっと心残りです(笑)。

浜松町へ打ち合わせに行ってきました。

2014年02月14日

今日は参加している都市計画研究所の打ち合わせで、浜松町に行ってきました。
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いつも見晴らしの良い高層階の会議室を使わせていただくことが多く、
ついついライフワークのように毎回外の景色の写真を撮ってしまっているのですが、
今回は窓のない中間階の部屋だったので、帰り際にホールからの景色をパチリ。

上層階でお天気が良い時だと、とても遠くまで見える場所なのですが、
見比べてみると当然ですが、高さと天気の印象で見える範囲もかなり違うものです。

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↑去年の12月の打ち合わせで。52階か53階からの眺めは空が綺麗でした。

今日は予報通りの雪模様で、足元まで完全装備で向かったのですが、
打ち合わせ先は駅からそのまま繋がっているのであまり影響を受けることもなく、
皆さんも順調に時間通りに着いて、打ち合わせも無事終了。

事務所への戻り道はいつも通りの雪景色でしたが、無事に戻ってきたので、
今日はもう外には出ず、あとは事務所の中で仕事することにします。

都市計画研究所とのワーキングについてはコチラから >>都市計画研究所とのワーキング
提案に関係のない景色ばかりですが、撮ることが好きなだけなので溜まる一方です。

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事務所への帰り道。ここだけ見るとキツネでも出てきそうですが、残念ながらいないようです。

大田区の共同住宅 見積もりと工期の調整中です。

2014年02月12日

去年より進めている大田区の小さな共同住宅では、現在見積もり調整を進めています。
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先月には諸々の申請も無事通り、金額がまとまれば着工できる状態ではあるのですが、
職人・資材不足や申請に関わる調整など、いろいろな要因から、時期の見直しをして進めています。

今回、風致地区や大田区の地区計画などに該当していたので、確認申請の前に、
・風致地区内 建物許可申請
・地区計画の区域内における行為の届出書
を出していたのですが、更に新しく施行された大田区景観計画にも該当する条項が出てきたため、

・景観計画域における行為の届け出
についても提出し、すべての許可証を添えての確認申請となりました。

申請では、SE構法の木造3階建てですが、軒高が9mを超えるため構造の適合性判定対象であり、
提出先の民間検査機関とも、事前打ち合わせも含めて進めていたのですが、
今回の設計は4階建てで、SE構法の認定は3階建てだが4階に適用できるかは大田区の判断になる、
ということになり、申請後にもいろいろなやり取りをすることにありました。

結論としてはOKとなったのですが、申請の途中で質疑が届くとその都度対応する必要があり、
なるべくスムーズに進むように、区役所や民間検査機関との事前協議を重ねているのですが、
なかなか書類も多く、今回は申請後もとても協議事項の多い申請となりました。

いろいろなスケジュールの変更など、お施主さんにはご理解いただき感謝の限りですが、
賃貸時期も含め、一番いいタイミングで進められるよう、時期を検討していきたいと思います。

これまでの設計過程はコチラから >>大田区の共同住宅

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木造の耐火建築物としてつくるので、木住協の認定書も添付しました。

木造耐火建築物に関する記事はコチラから  >>木造耐火建築物

川面のみえる家 竣工写真ができました。

2014年02月6日

先日平さんに撮っていただいた、川面のみえる家の竣工写真が届きました。
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いつもながらのびやかでいて、気持ちの引き締まる写真で、
出来上がった写真を見ながら、これまでのことを思い返したりしています。

この家では、明るくて風が抜けて、家族の顔が見えること、
そして川面のみえるアウトドアリビング、をテーマに計画がスタートしました。

子供たちの今しかない純粋にいろんな楽しむ時間も大切に、遊ぶ要素も盛り込みながら、
自分たちの趣味の時間もしっかり楽しみたい、とのことから、
設計中にもいろいろなアイデアを盛り込んでみたりの試行錯誤してみたり。

完成した形はスタートの案にとても近い、シンプルな構成になっているのですが、
途中でいろいろな形を入れてみる、という手間を掛けたことで、
思いをすべて盛り込んだ、家づくりも楽しむ家になったのではと思っています。

ゆったり流れる川面を眺める時間を楽しんでいるのはまだワンちゃんだけで、
落ち着くにはもう少しかかりそうとのことですが、
これからの住まいを楽しまれる様子を拝見させていただくのが楽しみになっています。

また他の写真も少しずつ紹介していきたいと思います。

これまでの設計・工事過程はこちらから >> 川面のみえる家

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テラスの先に広がる川面。この景色を取り込むために、リビングを3階とすることからスタートしました。

スケッチを描いています。

2014年02月5日

ここ数日、スケッチを描いています。
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去年より進めていた都市生活研究所との「子育て世代の生活空間コンセプトの提案」について、
ワーキングに参加するメンバーが、ほぼ皆、該当世代という構成もあり、
いろいろな場所を見学したり、具体的な生活の様子や経験談もも含めた意見交換を繰り返してきたもので、
今年に入ってからは冊子にまとめる作業として、スケッチを描いています。

それぞれのシーンごとのスケッチも描いていく予定ですが、
まずは全体の構成がわかりやすい俯瞰のアクソメスケッチから作り、
この中に人の動きや説明を入れ込んで、資料として完成させていく作業を協力して進めています。

上のスケッチは、間口の狭い都心の戸建ての3階建て案の2階部分の下絵。

階段室前のホールを利用した手洗いコーナーやキッチン前のスタディコーナーなど、
子育て世代にとに関する内容を盛り込んでいますが、
子育てといってもいろいろなフェーズがあり、またずっと育て中というわけでもなく、
その時期に合わせて増改築を含む変化を加えるのは、現実的にはなかなか難しい。。

といったことから、共通して、
まずは世代に関わらず住まいを快適に楽しむための形であること、
そしてその上で、生活のフェーズに合わせて対応できることが大事、と考えています。

その他にも、郊外に建つ2階建てや、都心と郊外の集合住宅など、
設備面からの提案も含めてまとめていく予定で情報の共有などをしていますが、
私たち自身も学ぶことが多く、楽しみながらのワーキングとなっています。

耐震化リフォーム 施工会社と下見に行ってきました。

2014年01月31日

今日は耐震化リフォームの調査として、付き合いのある施工会社と確認に行ってきました。
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この物件では、前面道路が狭いことに加え、近隣の建物との距離がかなり近いことなど、
施工上手間のかかりそうな箇所が多いため、一度現地を見てもらって、
実際にできる方法や費用などを確認しながら進めていくため、今日は下見に来てもらいました。

心配していた外壁側は、工法は限定するけど施工は出来るとの返事をもらい、ちょっと一安心。

実際にはそれぞれの工事にかかる費用を積み上げ、やること、整理していく予定ですが、
耐震補強のためには内部をほぼスケルトンにする必要があることと、
解体してみたら追加の補強など、必要なものが多すぎて工事費が足りない、
となってしまっては困ってしまうので、調査しながら慎重に進めています。

まだまだ設計はスタートしたばかりですが、
気持ちの良い生活を実現する形をつくっていきたいと思っています。

きっかけとなった「建築家との家づくり@文京」についてはコチラから >>
建築家との家づくり@文京区

メンバーが一緒に活動する建築家31人の会についてはコチラから >>
建築家31人の会 HP
次回vol.12は、3/6(木)~9(日) 新宿パークタワーでの開催を予定しています。