冬季休業のお知らせ

2014年12月29日

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<お知らせ>
まんぼうは、本日から1/5(月)まで冬季休業とさせていただきます。

来年もこれまでの経験を大切に、気持ちの良い仕事をしていきたいと思いますので、
今後ともよろしくお願い致します。

それでは皆様、良いお年をお迎えください。

※写真は今年最後の仕事、大田区の共同住宅の現場から。
屋根の防水までが完了し、無事年越しを迎えることとなりました。

大田区の共同住宅 下地工事が進んでいます。

2014年12月17日

先日上棟した大田区の共同住宅では、下地工事が進んでいます。
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それぞれの住戸内に異なる床のレベルや天井高さがある、スキップフロア住戸となっているのですが、
下地の合板貼りが進み、床のレベルや天井高さの異なる構成が、フレームだけの時よりも見えてきました。

高さを変えるというのはそれほど構造に負荷をかけない、ちょっとした操作なのですが、
目線や天井高さが異なるだけでも、ずいぶんと場所の印象は変わるものです。

この計画では、それぞれの住戸からアクセスする専用の屋上テラスもあり、
まだ壁の開口部の穴はあけていないのですが、階段部分の吹き抜けからの光でも十分明るく、一安心。

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昨日は小雨も降る、予報通りのとても寒いお天気でしたが、
整理された現場で着々と作業を進めていく大工さんは、頼もしい限りです。

昨日の定例では大工工事と設備工事を中心とした内容で、
サッシの搬入も進み、集合と個別のカギのシステムについても確認。

現場では少し先を見越した内容を打ち合わせていくので、長くなることもありますが、
気持ちの良い場所ができるよう、進めていこうと思います。

これまでの設計の過程についてはコチラから >>大田区の共同住宅

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ブルーシートのあるメンテナンススペースを挟みながら、個別テラスが点在しています。

新しい計画の敷地に行ってきました。

2014年12月16日

週末は新しくご相談いただいた計画敷地の確認で、小田原に行ってきました。
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畑もあるご両親の敷地の中に家をつくる計画のため、現況の敷地の状況確認と、
新たに作る時に必要な手続きなど、今後の手順の確認も含めてお伺いしてきました。

家を建てる時には、1つの敷地には1つの建物、との法規上の取り決めがあるので、
今回のように敷地内にもう一軒建てる場合には、それぞれの敷地を定め、
その中で建ぺい率や容積、高さ制限など、法規を満たしていることが必要になります。

その方法は、家主同士の関係によっては、土地を分筆して分けることもありますが、
今回は敷地内同居のイメージでもあるので、現段階ではそこまではせず、
まずは現在の敷地を把握するための測量からスタートし、
計画線という図面上のラインを引き、その内部で成立する形で進めていくことになりました。

計画線を引くには、それぞれの敷地は道路に2m以上接している必要があるので、
道路付け条件の整理と、新しく建てる建物の規模想定も一緒に進めていく必要があります。

そして計画線を確定させたら、現在農地となっている場所に家を建てられるよう、
農地転用許可制度に基づき、農地転用の手続きをしていきます。

※農地転用許可制度は、「優良農地の確保と計画的土地利用の推進を図るため、
農地を農地以外のものとする場合又は農地を農地以外のものにするため所有権等の権利設定
又は移転を行う場合には、農地法上原則として都道府県知事の許可が必要になります。」
というものです。

今回は家を計画する前の条件の整理や確定しなければいけないことがいろいろあるため、
お世話になっている不動産も扱うコンサルタントの方にも設計チームに入っていただき、
計画にかかるすべてを含めた資金計画も含めて、一番いいタイミングを計りながら進めていく予定です。

のびのびとした敷地の環境を崩さず、気持ちの良い計画にしていきたいと思いますので、
みなさまよろしくお願い致します。

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敷地内にある祠は触りませんが、まずは敷地境界の確定と測量から進めていきます。

住戸内装 現場確認に行ってきました。

2014年12月12日

昨日はまんぼうも参加している集合住宅の現場確認に行ってきました。
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新築のマンションの中の、住戸の設計(インフィル設計)を担当している物件で、
仕上げもかなり進み、いろんなものが隠れてきていますが、住戸によってプランも仕上げもすべて異なるので、
抜け落ちているものがないか、間違いはないか、つくはずのものはすべてついているか、など、
施工者や事業主検査とは別に、設計者の立場での確認に行っています。

下の階から順に仕上がっていくので、1階は建具や棚も揃ってきて、ほぼ完成の形が見えてきていますが、
念には念を入れて、一つずつ図面に描いているものをチェックしながら進んでいきます。

住戸によってはキッチン廻りにタイルを貼っている住戸もあり、上の写真もそのうちの一つ。
12.5×98ミリの少しツヤのある細長いボーダータイルで、マットな塗装仕上げの壁の横に、連続して貼っています。

現場では、タイルの向きや端部の納まり、目地の色についても打ち合わせをしてきましたが、
ここまで出来上がってくるともうそれほど質疑もなく、
打ち合わせ通りにできていることや仕上がり具合を一通り確認、といった感じで進んでいます。

今回はまだタイルを貼っている箇所もあった2階も来週あたりにはほぼ全容が揃う予定で、
いよいよ完成が近づいてきた感じがありドキドキもしますが、完成が楽しみになっています。

インフィル設計に関する記事はコチラ>>インフィル設計 カテゴリ

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この住戸の床はオーク材のオイル塗装仕上げ。床に傷をつけないよう、住戸内はスリッパ厳禁、靴下で移動します。

犬と暮らす二世帯 設計が進んでいます。

2014年12月9日

犬と暮らす二世帯住宅では、設計が進んでいます。
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まずは全体の間取りとイメージを固めていく基本設計中で、
私たちが提案するものを元に、住まい方も含めてイメージする中で出てきた意見を盛り込んだり、
2週に1度くらいのペースで打ち合わせを重ねています。

1階にお母様の場所と共用スペース、2階を子世帯、との方針はほぼ決まり、
お母様の場所の作り方や共用となる水廻りの位置、お子さんのスペースやワンちゃんの場所など、
いろいろなご要望や意見をいただきながら、ここのところいろいろなパターンを作っていたのですが、
ご夫妻で相談して来られた先日の打ち合わせで、一番最初に提案した形をベースに進めることになりました。

いろいろ作業してもらって申し訳ない、、、とお話しされましたが、
その後のいろんな形を見てみたからこそ、最初の案の住まい方の良さを分かってもらえるわけですし、
一番最初に案を作る時には、私たちはいろんな可能性を考えて整理し、
その中で、この形が最良と自信を持って言える住まい方を提案しているつもりですので、
その形が良いと思ってもらえることは、とても嬉しいものです。

これまでの設計でも、いろいろな経過を経て一番最初の形に戻る、というのはよくあることですし、
それらは大事な過程だと思っていますので、もちろん問題はありません。

内部の仕上げや外観のイメージについても概ね固まってきましたので、
あと若干のプランの調整をしつつ、設備の仕様やプロットまでを年内にまとめて、
年明けに概算見積もりとして進んでいく予定です。

これまでの設計の過程はコチラから >>犬と暮らす二世帯住宅

大田区の共同住宅 建て方が始まっています。

2014年12月4日

大田区の共同住宅の現場では、昨日から建て方が始まっています。
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設計時から変更があり、スキップフロアのある住戸の集まる2階建てとなっているのですが、
昨日からの建て方で、床のレベルや天井高さの違いなど、中の構成具合が見えてきています。

朝から夕方までの作業で、大きなフレームは組みあがり、細かな部材や金具の締固めなど、上棟まではあと少し。
組みあがったら屋根と屋上の下地にかかる予定で進んでいます。

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昨日は空気は冷たくも日差しは心地よかったのですが、今日のお天気は少し雲行きも怪しく、、。
なんとか作業中は雨が降らずにもって欲しいものです。

現場中の調整を予定している事項もあり、現場の進捗を睨みながらの作業や打ち合わせとなっていますが、
年内に屋根と全住戸から専有として出られる屋上の床まで作る予定で進んでいます。

これまでの設計の過程についてはコチラから >>大田区の共同住宅

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住戸ごとの屋上テラスは下からの目線はカットしつつ田園調布の緑が見える、気持ちの良い場所になる予定です。

続アトリエのあるリフォーム 可動間仕切りを設置しました。

2014年11月28日

昨日と今日と、アトリエ付きリフォームのAさんのお宅にお伺いしてきました。
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引き渡しからずいぶんと時間が経ってしまいましたが、
プライベートスペースに付ける可動間仕切りの設置工事のためで、
完全には閉じない欄間と、外して壁に寄せることもできる建具をつけさせていただきました。

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出来上がりはこんな形で、3枚の建具は同じ溝に入れて壁として機能し、
その向こうに出入りのための引き戸を設置。
左側の貼り下にある枠は、収納するための溝になっています。

仕切りたい時に使うだけのものなので、けんどん式(溝にはめ込む方式)にしてあり、
外すときはよいしょ!と持ち上げてもらって運び、外した建具は壁側に収納。

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家具屋さん実演の後、奥様にも実際に移動してみていただき、無事動かせることを確認。

Aさん、お忙しい中お時間をいただき、ありがとうございました。

これまでの過程はコチラから >>アトリエのある家

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色はこれから、ご主人が白に塗られる予定です。

擁壁のある敷地の現調に行ってきました。

2014年11月27日

昨日は検討中の土地へ、現調に行ってきました。
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土地探しからのご相談で、土地については付き合いのある不動産屋さんにお願いをしているのですが、
いくつか見に行かれた中で気になる土地があるとのお話を伺い、私たちも状況を確認するため、行ってきました。

横浜に多い傾斜地にある敷地で、隣地との間にも高低差があり、
確かに擁壁の上にある敷地の上からは視界が抜け、あいにくの雨でも気持ち良さがわかる場所。

気になるのは擁壁の上に建てることになるので、擁壁の古さと強度ですが、
擁壁の作り替えにはまとまった費用が掛かるので、その費用をかけてこの土地を選ぶメリットがあるか、
もしくは擁壁を維持しながら建てる方法を考えるかなど、いろんな面から検討する必要があります。

擁壁から30度の線より下まで基礎の下端(改良を行う場合は杭の下端)を伸ばすことで、そのままとする方法もありますが、
その前提としての擁壁の安全性確認は、擁壁の申請資料があれば、それを元に確認を進め、
無い場合は、現況の資料を作って役所に申請をして判断してもらいます。

ただ、資料を作って申請するのは、土地を取得してからの事前相談となるので、
土地探しの時点では、様々な可能性と費用面といった条件を整理して判断する必要があり、
その煩わしさからこの土地は諦める、という判断をされる場合もあります。

土地を決めるまでにはいろんなことがありますが、まずは環境が気に入ることが大事だと思っているので、
情報と条件の整理を進めています。

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隣地のレベルの方が高いため、擁壁をやり替える場合には土留めなどもしっかり行う必要がありそうです。

続・キッチンに集う家 始まります。

2014年11月21日

週末は以前まんぼうでリフォームさせていただいた、目黒のお宅にお伺いしてきました。
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8年ほど前に、アウトドアや音楽など多くの趣味を持ち、友達と集うことも好きなご夫妻に合わせてリフォームし、
現在は息子くんと3人で、仲良く楽しく暮らしていただいているのですが、
来年息子くんが小学校に上がる機会に少し手を加えたいとのことで、まずは要望をお伺いに行ってきました。

いつもながらとても穏やかで、息子くんも加わった気さくなご家族にお会いすると、ついつい話が弾み、
半分以上(ほとんど?)仕事ではない話ばかりしてしまうのですが、
ご家族が増え、自分たちの暮らし方もずいぶんと定まってきたことで作り足したいものも見えてきて、
今回の手を加えようとの話になったとのことでした。

お子さんと、洋裁が好きな奥様のための場所と収納を作ることが大きな目的ですが、
奥様が好きだというリビング正面の白い壁と、反対側のコンクリート剥き出しの壁はできるだけそのままに、
少し立体的に場所を使いながら、お子さんのお友達たちも集える場所として作りこむ予定です。

生活しているとやはりモノや道具は増えるものですが、
これまでもご自分たちなりに手を加えながら楽しんでくださっている様子を教えてくださったり、
その住まいへのリフォームをご相談いただけるのは本当に嬉しく、私たち自身、とても楽しみなことです。

完成まではまた数か月のお時間をいただく予定ですが、
今回もまた喜んでいただける住まいを作っていきたいと思います。

詳しい紹介はコチラから>>
目黒Y:好きなモノに囲まれ友と家族とキッチンに集う生活

これまでの様子はコチラから>> キッチンに集う家

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息子くんの大好きな立体交差のおもちゃを思う存分広げられる、秘密基地も作る予定です。

建築家31会 新台講習会に行ってきました。

2014年11月20日

昨日は建築家31会の新台講習会に行ってきました。
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建築家31会や分科会として行っている模型展や家づくり相談などのイベントでは、
展示台もメンバー自身で組み立てており、これまでは発泡スチロールを使った展示台がメインだったのですが、
今回収納時の省スペース化や搬出入の問題から一新することとなり、昨日はその新しい台の受け取りと、
組み立て方の説明会に行ってきました。

展示台はメンバーの石川利治さんの設計で、アルミの角材と2種類のビスから構成する組み立て方式で、
なんとパーツは118個。。

一度組み立ててしまえばある程度は組んだまま解体できる設計なので、毎回ゼロから作るわけではないのですが、
石川さんの組み立て図を元に、まずは各自持参したドライバーと六角レンチを使いながら、組み立てに挑戦しました。

そもそも細かな作業は好きな面々なので、こういった作業も楽しんでいるのですが、
思い込みで作ってしまってちょっと手戻りしたり、ほぼ2種類の留め付け方しかない設計に感嘆したりもしながら、
一通り組み立てたら、今度は持ち運びしやすいところまで分解。

思っていたより時間はかかってしまいましたが、
皆でお喋りしながらの組み立て作業は楽しく、束の間のよい気分転換になりました。

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新しい台での展示は年明け以降の予定なので、お楽しみに。

大田区の共同住宅 地中障害を撤去して進んでいます。

2014年11月13日

昨日は大田区の共同住宅の現場確認に行ってきました。
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先月から掘削は始まっていたのですが、掘ってみたら地中障害物(昔の基礎の残りなど)があり、
柱状改良だった地盤改良を注入による改良に変更し、障害物についてはほぼ撤去して進めています。

土の中の工事に関しては、全体の工事費予算に大きく影響する可能性があるものなので、
設計時に地盤調査を行い、地盤改良の方法も選定して進めているのですが、
敷地内の数か所に穴をあけて調査する方法では、今回の地中障害物に当たらず、見つからなかったものです。

これまでにも、マンションリフォームで床を開けたら以前の破棄物(剥がしたタイルなど)が敷き詰めてあったとか、
敷地を掘り返したら昔の破棄物が出てきたなどの事例はこれまでにもいくつか経験がありますが、
捨てるためにもお金がかかるので隠してしまおう(埋めてしまおう)、となってしまう業者がいることには、
本当に残念な気持ちになります。

しかし愚痴を言っていても仕方がなく、残したままでは工事が進まなくなるので、
建て主にとって負担が少なく、今後も含めて最良となる方法を練り、現場は進めていきます。

無事地盤改良も終わり、今月に入ってからは、基礎打設のために土を掘る根切り、捨コンと進み、
昨日は建物の位置を確定するための墨出しの確認に行ってきました。

いろいろな条件変更から工期については調整中ですが、ここからは順調に進んでいく予定ですので、
またこちらも集中していきたいと思います。

これまでの設計の過程についてはコチラから >>大田区の共同住宅

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墨出しの確認。高さのあるところでは下げ振りを使ったり、いろいろな道具を使って確認していきます。

現場確認に行ってきました。

2014年11月12日

昨日はまんぼうも参加している集合住宅の現場確認に行ってきました。
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新築のマンションの中の、住戸の設計(インフィル設計)を担当している物件で、
これから順に仕上げ工事に入っていくため、現段階までで間違いがないか、下地の準備はできているかなどの、
設計者確認に行っています。

これまでにもいろいろな図面のやり取りや現場確認をしながら進んでいるので、大きな問題はないはずですが、
躯体内部の設計はすべて自由で、担当している3住戸の設計も全く異なるということもあり、
私たちも混乱の無いように、リストを作って確認しながらチェックをしています。

昨日は主に下地の準備や設備の位置、箇所数などを中心に、
いくつかの点について、正しい仕様と修正を確認して、昨日の現場確認は無事完了。

年内にはほぼ出来上がる予定なので、しっかり見ていこうと思います。

ちなみに、まんぼうからは約2.5キロのこの現場にはいつも自転車で行っているのですが、
昨日はあいにくの天気だったので歩いてみたら、25分ほどで到着。
もちろん自転車の方が少し早いですが、ほどよい距離なので、これからは歩きで行こうかなと思案中です。

インフィル設計に関する記事はコチラ>>
インフィル設計 カテゴリ

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合板の入っている箇所が下地補強。この上にもう一枚貼り足してレールも半埋め込みとなる予定です。