音楽を楽しむ家 初回プランをつくりました。

2015年02月17日

音楽を楽しむ家の打ち合わせがあり、初回のプランを提案をさせていただきました。
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初回提案では、例えばリビングの場所が異なる案などいくつか提示させていただくこともあるのですが、
今回はリビングの位置、音楽室の場所、家全体への繋げ方など、まんぼうの中でも意見がまとまり、
それぞれのアイデアや気になること、場所の作り方などを整理し、1つの形としてつくりました。

家の中心に音楽室があり、そこからいろんな場所に繋がり、それぞれの場所も住まいながら作りこむ、
ざっくりとした大きな空間をつくり、そこにラフな素材を持ち込む、
そんなイメージとバランスをIさんご夫妻にもとても気に入っていただき、ほっと一安心。

まだまだスタートしたばかりで今回の形が確定ではありませんが、
場所や家族の繋がり具合、庭との関係など、私自身が住みたい形と重なる部分もあり、
いつものことながら、自分の感覚に置き換えてみたりしながら、いろいろな暮らし方のイメージを膨らませています。

つかまり立ちし始めたばかりのお子さんの成長も見守り、家族で楽しむ、
そんな住まいになればと思っています。

これまでの過程はコチラから >>音楽を楽しむ家

大田区の共同住宅 手すりや大工工事が進んでいます。

2015年02月13日

大田区の共同住宅では、引き続き大工工事が進んでいます。
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外の階段には床のメッシュが敷かれ、手すりも付いてきました。
手すりを繋ぐのは床の上ですが、ベースの留めつけはモルタルに隠れる下地の部分に設置。
足場はあるものの、手すりの無い階段は少し不安だったので、ここは一安心です。

内部の配線や下地作り、住戸によってはボード貼りも進み、少しずつ見えているものが減ってきたりもしていますが、
着々と、それぞれの場所ができてきています。

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今回の工事では、収納も家具で作るのではなく大工さんによる造作としているため、
壁と収納の取り合いや階段との取り合いなど、定例では大工さんからの造作に関する質疑が多く、
スケッチを描いて確認したりしながら打ち合わせ、現場も内外ぐるりと確認。

工事はどちらかというと、寒い季節のことの方が多く、ここのところも寒さも厳しいのですが、
サッシの入った室内で感じる日差しは、なかなか気持ちの良いものです。

これまでの設計・監理についてはコチラから >>大田区の共同住宅

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合板を仮固定してある面にも、階段側から使う収納ができる予定です。

住戸内装 取扱い説明を行いました。

2015年02月9日

この週末はまんぼうも参加している集合住宅の現場で、取扱い説明会がありました。
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新築のマンションの中の、住戸の設計(インフィル設計)を担当している物件で、
先月に内部の仕上がりを確認していただく内覧会があったのですが、
この週末は各設備やシステム、機器の取り扱いなどについての説明会があり、私たちも行ってきました。

今回、私たちで担当させていただいた住戸にはステンレスと木の組み合わせにこだわって作ったキッチンや、
ビルトインの電子コンベック(ガスオーブンレンジ)を組み込んだお住まいなどがあり、
説明に参加することでいろいろな最近の機器類に触れ、我が家の改装計画をまた思いついてみたり(笑)。

半月後に引き渡し予定なので、みなさん引っ越しの準備なども始まりお忙しそうではありますが、
楽しくも忙しそうな様子をお伺いするのは、なんだか私も嬉しくなるものです。

2013年の春からスタートしているので、お施主さんたちとも1年半以上、2年近いお付き合いになるのですが、
いよいよ完成するこだわりの住まいでの生活を楽しんでいただければなによりです。

インフィル設計に関する記事はコチラ>> インフィル設計 カテゴリ

大田区の共同住宅 階段がついています。

2015年02月6日

大田区の共同住宅では、鉄骨の階段がついてきました。
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住戸の間にある共用階段と、一部室内に鉄骨階段があり、現場では搬入と取り付けが進んでいます。

鉄骨階段にすることで、薄く仕上がるのですが、重量はかなり重くなるので、この日はクレーン車でつり込み、
無事に壁固定までが進んでいきました。

外部の階段はメッキ仕様(ドブ漬け)ですが、外階段では歩く音が響いてしまうので段板はモルタルで仕上げ、
室内は錆止めまでまでの状態で現場に入れて、ウレタン塗装となる予定です。

階段が組み上がるとハシゴではなく階段での上下移動が可能になり、作業も監理側も楽になりますし、
なんだかとても進んだ気持ちになるものです。

これまでの設計・監理についてはコチラから >>大田区の共同住宅

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ここより下は木階段ですが、まだできていないのでこちらは上がれません。

犬と暮らす二世帯 地盤調査と図渡しをしました。

2015年02月3日

犬と暮らす二世帯住宅では、地盤調査と基本設計の図渡しをしました。
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先週の雪の日の地盤調査も、現地に着く頃には傘も必要のないほどの雨になっていて、
予定通り、サウンディング式での載荷試験を2地点で行いました。

近くに大きな川があり、支持地盤までがかなり深くなるのではと心配していましたが、
2か所調査したところ、想定よりも浅い位置に固い地盤がありそうで、ちょっと一安心です。

とはいえ地盤調査はやはり必要な場所であり、前面道路が狭いなど施工上の制約もあるので、
適した工法については見積もりと合わせながら、これから検討していきます。

そして今日は工事費の見積もりをお願いするため、施工会社への図渡しを行いました。

※図渡しとは、本見積りを取るための図面や必要な資料一式を渡すことですが、ただ渡すだけでなく、
見積もりに含む工事の条件や注意すべきところ、意図が伝わりにくいかも?と思うところなども含めて、
説明を行います。

基本設計段階なので見積もりは概算となりますが、
規模を含めた計画の妥当性や、解体工事や地盤改良も含めた全体予算を確認したいので、
仕上げ表や平面・立面・断面図などの基本図の他、構造図(伏図、軸組図)、設備の計画図なども
まずは一通り決めて、渡すようにしています。

まだ追加で渡す図面や整合性のチェックなど作業は続きますが、
見積もりが出ていくるまでの間は落ち着いて計画を再確認したり、他のプロジェクトに集中するなど、
時間を有効に使っていこうと思います。

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全部で40枚ほど。設計過程を2段階に分けることで、整理して考えられるように思っています。

雪の日の地盤調査

2015年01月30日

毎年何度かありますが、雪が降るとついつい写真を撮ってしまいます。
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今回は少し雨混じりであまり積もらなさそうですが、息子は友達と、嬉しそうに登校していきました。

それはさておき。
今日は午後から地盤調査の予定があり、あいにくのお天気なので状況を確認していましたが、
午後には現地はやみそうなことと、コンクリートを少し削ってその下の貫入テストをする方式なので、
この程度の雪なら予定通り行いましょうということになりました。

現在計画中の犬と暮らす二世帯住宅では、今は既存のお住まいが建っているのですが、
周囲の状況から地盤改良を要する可能性が高く、組み込んでおく予算の確認と基礎の設計のため、
まず今日、建物周囲の可能な範囲で、仮試験を行います。

ただ、同じ敷地内であっても、場所によって強固な地盤までの深さが異なる可能性があるので、
解体後には建物の建つ範囲の3、4か所の本調査と、今回は2段階の調査で進めていきます。

調査は午後から。

暖かい恰好をして行ってきます。

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積もるようで積もらないような。楽しみなような残念なような、今のところなんとも微妙な雪です。

大田区の共同住宅 壁通気の下地作りが進んでいます。

2015年01月28日

昨日は大田区の共同住宅の現場定例がありました。
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打ち合わせでは木工事や電気など、施工上の質疑に回答をしたり、現場の進捗を確認したり。
何かのテーマについて集中して議論する、という感じではなく、万遍なく確認をしています。

現場では、内部の天井も貼られ始め、形が見えてきているのですが、外部の下地作りも進んでいます。

上の写真は、吹き付け仕上げの壁下地で、縦方向の通気胴縁の上に、木摺(きずり)のための羽目板が貼られ、
この上にさらに防水シートを挟んでラス網を留め付け、モルタルを塗って平滑な下地までを作って、
やっと、最後の吹付仕上げ、となります。

出来てしまえばただの平らな壁ですが、その下には壁内結露を起こさせないための工夫や段取りが詰まっています。

それともう一つの下地は、木板貼り仕上げの壁のための仕上げで、木板が縦張りのため、下地は横貼り。

横貼り下地で通気を確保する場合、空気の通り道として、下地の桟木をずらしながら付けていくのですが、
今回はあらかじめ切欠きをした桟木を使用。

ちょっとした工夫ですが、大工さんの手間はぐんと楽になり、施工性があがっているのです。

どちらも見えなくなる部分ですが、ここでの丁寧な作業が雨漏りや結露を防ぐことになります。

これまでの設計・監理についてはコチラから >>大田区の共同住宅

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外壁の防火構造は、ダイライト+木の組み合わせによる構造認定で確保しています。

音楽を楽しむ家 始まります。

2015年01月26日

音楽を楽しむ家がスタートすることになりました。
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中野Mをきっかけにご相談いただき、協力させていただいていた土地探しも無事決まり、
設計もスタートさせていただくことになりました。

昨日はまずは家に対するご要望や住まい方のイメージなどをお伺いさせていただいたのですが、
ご夫妻のふんわりした空気感がとても素敵で、ドラムとピアノを楽しみ、音楽のある生活、
というなんとも素敵なイメージに、いつもながら既に私たちがワクワクしてきています。

もちろん、環境であったり場所の作り方であったり、住まいとしての様々なお話もいただいてますが、
ご家族が気負うことなくそのままの姿でゆったりと暮らせる、そんな家作りのイメージを膨らませています。

そして打ち合わせの後は住まいへのイメージを踏まえてもう一度、現地の確認に行ってきました。

昔ながらの商店街を抜けた先の、横浜らしい坂の途中にある敷地の隣には公園があり、
敷地は擁壁の上にあるため、1階レベルでも視界の抜けや見晴らしもよく、
土地探しで気に入られたこの立地を生かす形を考えていきたいと思いました。

これからいろいろな住まい方や形を考えていきますが、この最初の印象を大切に、進めていこうと思います。

Iさん、気持ちのいい家を作りますので、改めましてよろしくお願い致します。

きっかけとなった中野Mはコチラから >>中野M:素材を引き継ぎ、緑に囲まれるお気に入りのカフェ

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公園で遊ぶ子供たちの声がなんとなく聞こえる、少し懐かしいような心地よさがある場所です。

大田区の共同住宅 下地工事が進んでいます。

2015年01月23日

今週も大田区の共同住宅の定例に行ってきました。
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現場では設備の配管や配線工事も進み、断熱材の敷き込みや下地作り、フローリング貼りなど、
1週間でもいろんなことが進んでいます。

現場では、電気を中心とした打ち合わせをして、朝から始まる定例は午後まで続くのですが、
断熱材が入って室内環境が落ち着いてきたせいか、いろんな場所や形が見ていくのは、やはり楽しくもあり。

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今回、住戸ごとに平面が異なるだけではなく、天井にも少し変化を持たせているので、
こんな形も見えてきました。

事務所に戻ってからも、打ち合わせだけでは確認しきれない部分についての指示図や収まり図を描いたり。

ここのところ現場や打ち合わせで外に出ていることも多いせいか、あっという間に一週間が経っていきますが、
完成まではまだ3か月と少し、寒さに負けず、監理していこうと思います。

これまでの設計・監理についてはコチラから >>大田区の共同住宅

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外側の透湿防水シートや貫通する設備配管の状況なども、見えなくなる前に確認しています。

一緒に楽しむリフォーム 工事が進んでいます。

2015年01月21日

年末に工事契約を行った部分リフォーム、一緒に楽しむリフォームの工事が進んでいます。
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当初、一部を作り替える部分リフォームを予定していましたが、見積もり調整の段階で方針を見直し、
今後まだまだ変化する生活スタイルに対応できる余力を大事に、
今回はあまり構成は変えず、全体の仕上げイメージや機器の刷新程度に方針を切り替えて進めています。

工事では、お施主さんの選ばれた柄のあるクロスへの貼り替えや、一部自力塗装でのアクセント壁を作ったり、
いろんなところにご参加いただいた工事もほぼ終わり、あとは一部の設備機器を残すのみとなってきました。

リフォームを行う時には、生活のベースとしてまずは必要な場所だけを作るスケルトンリフォームや、
すべてをイメージ通りに作りこむフルスケルトンリフォーム、
もしくは、動線や使い勝手などの機能面を特に見直す部分リフォームなど、いろいろな選択がありますが、
お子さんが成長した時にもう一度手を入れる余力と今の生活を楽しむ余力のバランスを見据えて、
まずはイメージを変える部分リフォームを行う、という方法も選択肢の一つです。

土地探しから始まり幾度の方針変換を経て、やっと手に入れた住まいでの生活を楽しみ、更新されていく様子が、
私たちとしても楽しみな住まいになっています。

これまでの設計・監理の経緯はコチラから >>一緒に楽しむリフォーム

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お施主さんが見つけてこられたドイツ製の大胆な柄のクロスが、いろんな場所のアクセントになっています。

大田区の共同住宅 大工工事が進んでいます。

2015年01月15日

昨日は大田区の共同住宅の定例打ち合わせに行ってきました。
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年末に屋根の防水まで完了し、年明けからは引き続き、大工工事が進んでいます。

外壁のサッシも一通り取り付けが完了し、
今回、防火設備として使用している木製サッシも取り付き、室内からの景色も見えてきました。
※1250角で代替え侵入口となり、かつ防火設備となる滑り出し窓はアルミ製のものでは無いことと、
全体の印象のバランスから、一部に木製サッシを採用しています。

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外壁周りの防水シート施工、内部の間仕切り、設備を納める部分の造作などが同時並行で進み、
室内の広さや形の違ういろんな場所が見えてくるのは、少しドキドキする時でもありますが、
電気配線など、壁が閉じる前に完了しなくてはいけない部分についての打ち合わせや確認を中心に行っています。

これまでの設計・監理についてはコチラから >>大田区の共同住宅

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床材にはオークの無垢フローリングを採用。いろんなシーンが出来上がってくるのが楽しみになっています。

計画地の測量の立会いに行ってきました。

2015年01月14日

昨日は新しくスタートした計画の敷地ラインを描くための、測量の立会いに行ってきました。
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新たに土地を買われた場合、境界の確定や測量図などの資料が揃っていることもありますが、
今回はご両親の敷地の一部を使って建てる計画で、資料は公図程度のものしかないので、
まずは測量からスタートすることになりました。

公図では折れ点がいくつかあるので、公図と現況の地形を照らし合わせ、折れ曲がり点をチェック。

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目印の無いところには、まずは仮のポイントとして、木杭を設定していきます。

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※正確に境界を確定する場合には、隣地との協議を経てお互いが納得できる場所を決める必要がありますが、
今回はそこまでは行わないため、ラインを引くためのものとして、設定。
その中で、新たに計画する範囲についての計画線を引き、農地転用手続きへと進んでいく予定です。

一通り確認をしたら、今度はポイントに合わせて測量をしていきます。
測量はいつもお願いしいている測量屋さんが行うので、私たちはその様子を見ているだけですが、
今回は面積があり高低差もあるので、昨日は平面測量を行い、高さについては後日行う予定です。

昨日はお天気も良く、敷地をぐるりと歩いてみても本当に穏やかな気持ちの良い場所で、
この環境を取り込む、のびのびとした家を計画できればと思います。

これまでの過程はコチラから>> のびやかに暮らす家

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帰りには畑で作られている甘いミカンと大根をいただきました。大根は収穫もさせていただき、とても新鮮です。