基礎の配筋検査を行いました。 中庭を囲む二世帯

2013年05月15日

今日は千葉の現場の、基礎の配筋検査に行ってきました。

今回は1階の床レベルを高く設定しているため、基礎の立ち上がりも通常より高めですが、
その分、中庭の下の地下室が深く掘らなくても埋まるように計画しています。

配筋は、とてもきれいに組まれていましたが、上端筋と下端筋の間隔が近い所や、
一部、端部のフックについての是正をお願いしました。

今日は第三者機関の検査員による、瑕疵担保履行法の瑕疵担保責任保険のためのチェックもあり、
こちらも大きな問題はなく合格。

その後、現場では木材のプレカット図のチェックバックと打ち合わせも行い、
来月に予定している建て方に向けて、着々と進んでいます。

これまでの設計・工事過程はこちらから >>
中庭を囲む2世帯住宅

設計を進めています。 大田区の共同住宅

2013年05月14日

先週は、新しく始まっている共同住宅の設計の打ち合わせを行いました。

単身世帯を5戸のかわいらしい共同住宅ですが、
それぞれの住戸にいろんなレベルの床を持ち、ロフトやアルコーブ、大きなキッチンなど、
様々な要素を追加していくことで、いろんな暮らし方の提案を計画しています。

今回の敷地は第二種風致地区にあるため、建蔽率60%のところが40%に制限され、
前面道路側と隣地側には2.0mと1.5mの後退を定められているのですが、
緑化や耐火建築、事前協議などをしていくことで、それぞれに緩和を受けることが可能です。

ただ、緩和を受ける場合の後退ラインの確定には時間を要するので、
全体のスケジュールもにらみながら、形を決めていくことが必要になってきます。

その他にも、満たすべき要件はいろいろありますが、
この敷地に出来るだけ多くの床を作りたい、という要望を魅力的なものにするため、
きちんと整理しながら詰めていきたいと思います。

ゆとりの生まれる住まい

2013年05月9日

昨日はプレゼン用のスケッチを描きました。

これはマンションの住戸提案ですが、
細かく作り込み過ぎるのではなく、様々な要素をきちんと整理することで、
住まいを楽しむ時間や気持ちのゆとりを生み出すことを計画しています。

広く明るい玄関、使い方の選べるホールに繋がるスペースにファミリークローゼット、
明るいメイン動線と家事のためのサブ動線、家族の集う大きなキッチンなど、
気持ちの良い住まいと家族の程よい距離を作るための、工夫や場所の提案を盛り込んでいます。

まんぼうで描くスケッチには、大きなキッチンを中心に集うシーンが多くありますが、
せっかく自分仕様につくるのだから、日々の片づけを気にするのではなく、
自然に暮らしていればモノが納まり、いつでも人を呼べるような住まいになればと思っています。

朝日住まいづくりフェア2013 に参加します。

2013年05月8日

今月下旬に開催される「朝日 住まいづくりフェア 2013」 のお知らせです。

※写真は去年の、「豊かな家をつくる12人の会」として参加した時の様子です。

毎年ビッグサイトで開催されている住まいの総合展示会「朝日すまいづくりフェア2013」に、
今年は、リビングデザインセンターオゾンの家づくりサポートの24組の建築家として、
「建築家と建てる2000万円台の家」と題した展示に参加します。

まんぼうでは、周囲を囲まれる住宅密集地の中で、木造3階建てに5つの庭を取り込むことで、
奥様のためのアトリエとご主人の生活、趣味の庭が程よい距離で実現した、
「世田谷I」を出展する予定です。

開催日 :平成25年5月24日(金)~26(日)
時間  :10:00~17:00
場所  :東京ビックサイト 西1・2ホール 建築家デザインセレクションのブース
展示主催:リビングデザインセンターOZONE

24日(金)には、私たちも終日展示ブースにいる予定ですので、
ご興味がありましたら、ぜひ足を運んでみてくださいね。

朝日住まいづくりフェアの詳しい情報はコチラ。
>>朝日住まいづくりフェア2013

家づくりサポートの詳しい情報はコチラ。
>>リビングデザインセンターOZONE 家づくりサポート

展示予定の詳細情報はコチラ。
>>世田谷I:3階建てに5つの庭を取り込み豊かな生活をつくる

中庭を囲む二世帯 地下防水の確認に行ってきました。

2013年05月2日

先日は千葉の現場に、地下躯体の防水の確認に行ってきました。

今回の地下室は全部埋めるのではなく、元の地盤レベルからは半層ほど埋める計画で、
地下水位も地下室の床スラブの耐圧盤よりも下であることを確認していますが、
地中の土側の壁は見えなくなる部分なので、きちんと防水処理をしておくことが大切です。

先日、型枠脱型後の躯体への下塗り(モルタルによる下地作り)は見ていますので、
今回はその上の防水層、塗膜防水の施工を確認。

この後は防水層の上に断熱を兼ねた保護層を作って周囲の土を埋め戻し、
1階レベルの基礎工事へと進んでいきます。

ここからは通常の2階建て工程で動いていく予定です。

これまでの設計・工事過程はこちらから >>
中庭を囲む2世帯住宅

江東区の老朽建築物の除去助成制度について

2013年05月1日

昨日は老朽建築物の除去助成制度の確認のため、江東区役所に行ってきました。

簡単に言うと、古い建物を解体する時にその費用の半分を補助します、という制度で、
江東区では今年の4/1から施行されました。

対象は、昭和56年5月31日以前に建築された旧耐震基準の建築物(建物の構造は問わない)で、
助成額は、除却工事費用の2分の1(50万円が上限)。

まさに、現在準備中の川面の見える家は江東区にあり、既存建物の解体を進めることになります。

いろいろと準備を進めていたためギリギリのタイミングでしたが、
4/1から施行された制度で現在建物があることが条件なら、これは対象なのでは?
とのことで確認に行ってきたところ、大丈夫なことがわかり、
提出に必要な書類を確認して、お施主さんと施工会社へ必要な書類の準備をお願いしました。

連休明けには書類を揃えて提出し、助成金を認められる通知が来たら、解体に着工となります。

江東区では、80㎡以上の建物を解体する時には、事前に解体のお知らせの掲示を出す義務があり、
その準備過程で知ったのですが、知っていると知らないのでは大きな差ですね。
計画時にも役所でいろいろな条件を確認していましたが、その時は未施行のため知らされておらず、
区民への告知としては、4/21付の地域広報に掲載だったそうです。

土地の購入や建て替えの時など、古屋の解体費用は全体を計画するの上でも大きな金額ですので、
上手く活用していきたいものです。

※ほかにも助成を行っている区はありますが、条件や助成割合は行政により異なるようです。

アーキプレイスさんの事務所に訪問してきました。

2013年04月26日

昨日はアーキプレイスさんの事務所にお邪魔してきました。

私たちの活動の一つに、こちらのブログにも良く紹介している建築家31人の会がありますが、
その中の同じ渋谷区内の事務所の交流会として称して、アーキプレイスさんにお伺いし、
事務所内の見学や様々な情報交換に、ご近所のお勧めのボロネーゼを食べに行ったりなど、
ちょっとのんびりした時間を楽しんできました。

同じ構造設計事務所に頼んでいたりなど、メンバー同士には様々な接点があり、
31人の会だけではなく、いろいろなところで会う機会も多い面々なのですが、
お互いの事務所に遊びに(見学に)行く機会はあまりないもので、ちょっと新鮮な時間でした。

こういった交流の時間を、これからも大切にしていきたいと思います。

石井さん、近藤さん、須田さん、ありがとうございました!

気持ちよく過ごす住まい・2

2013年04月25日

先日紹介したスケッチの時に描いた、別の住宅です。

こちらは少し奥に入る旗竿地に建つ木造3階建ての提案ですが、
ここでも、せっかく建てる住まいは、明るく気持ち良く、風通しが良いことと、
家族で楽しめる庭を作ることを計画しました。

周りを建物に囲まれる環境ですが、境界から距離を取ったところにハイサイドサッシを作り、
周囲に邪魔されることなく、光を下まで取り込み、空の見える生活を作ることを提案しています。

ハイサイドサッシ、というのは、壁の高いところに設けるサッシのことで、
オペレーター操作になりますが、トップライトよりも光の加減を調整しやすく、
プライバシーを守りながら光を取り込むには有効な手段と考えています。

外壁は旗竿地であまり見えない場所なので、メンテナンスを重視したガルバリウムを基本に、
アプローチから中庭まで、自分たちの近くに来る場所は表情のある吹き付けとしました。

外観の仕上げの切り替えはただのデザインではなく、内部構成などから意味を持ち、
自分の家が見えてきた時に、なんだか嬉しくなるような、そんな表情を作りたいと考えています。

素住- SUSU – no.17 世田谷I 掲載のお知らせ

2013年04月24日

「素住- SUSU – no.17」に、世田谷Iが掲載されています。

丸ごと1冊おすすめ設備と題した設備をテーマとした特集号で、
第1特集の「暮らしやすい家づくりは水まわりが決め手」のバスサニタリー編(P31)と、
第2特集の「施主支給品を積極的に取り入れて愛着がわく住まいが完成」として、
「自慢の家ができるまで」と題した実例特集編のcase4(P62-65)に紹介されています。

この住宅では、京都の町屋のような雰囲気が好きなご主人と、
フランスのホテルのインテリアをイメージしたい奥様との要望を合わせ、
白を基調とした中に、少し濃い色の木の素材とゴールドのパーツを取り入れ、
お互いが落ち着く素材に囲まれた空間を作っています。

中庭やバスコートなど、密集地の木造3階建てならではの計画からの工夫も行っていますが、
素材にこだわるお二人の要素を取り入れるため、水栓照明、ビー玉につまみの他、
エントランスの目透し貼りに風水にもこだわって取り入れたステンドガラスなど、
様々なシーンのアクセントとなる要素を、施主支給頂いたもので構成しています。

もちろん、性能にかかわるところは私たちが選んでいますが、
階段に取り付けた棚の塗装やビー玉埋め込みなど、施工にも参加いただくことで、
家づくりの経過も含めて楽しんでいただいた住まいとなりました。

その他にも、家づくりにおいて参考になる話がいろいろ紹介されていますので、
宜しければ、ぜひ手に取ってみてくださいね。

詳しい紹介はコチラ。
>>世田谷I:3階建てに5つの庭を取り込み豊かな生活をつくる

取材の時の様子はコチラ。
>>世田谷Iの取材がありました。

中庭を囲む二世帯 地下室の配筋・型枠を確認をしました。

2013年04月19日

昨日は市川の中庭を囲む二世帯の現場で、地下室打設前の確認に行ってきました。

先週にも配筋検査を行っているのですが、打設の前に再度の配筋と、最終の型枠の状況の確認です。

一部、かぶり厚が少し怪しいところの配筋の手直しをお願いしましたが、
その他は問題なく、型枠のサイズも確認して、無事OKとしました。

この住宅は、高低差も無く、広さのある恵まれた敷地環境にあるのですが、
廻りを住宅に囲まれる旗竿地であることと、建物自体は木造で計画していることなどから、
時間を気にせず使える趣味の防音室として、中央の中庭下に地下室を作っています。

着工後、地下室の位置を移動することになり、設計変更を行ったり、
交通量のある県道をまたぐ引き込みや外灯の撤去など、その間に少し時間を要しましたが、
建物本体工事が順調に進み始めました。

ここからが大事なところですので、気を抜かず、しっかり監理していきたいと思います。

これまでの設計・工事過程はこちらから >>
中庭を囲む2世帯住宅

現場確認に行ってきました。

2013年04月18日

昨日はまんぼうも参加している集合住宅の現場確認に行ってきました。

新築のマンションの中の、住戸の設計(インフィル設計)を担当しており、
躯体工事と並行して、内部の仕様や納まりなどをチェックしています。

先日も下階の確認で行きましたが、上の階も進んできたので、今回の目的は中間階の担当住戸。
梁との取り合いを調整した箇所や設備の位置など、下地段階でのチェックをしてきました。

躯体内部の設計はすべて自由で、私たちの担当している3住戸も全く異なる形、仕様ですが、
外観に出てくるダクトスリーブの位置など、一定のルールのもとに設計しているので、
スケルトンからのリフォーム工事に近い感覚で、取り合いの箇所なども確認していきます。

これまでにもいろんな図面でやり取りをして確認をしているので、大きな問題はないはずですが、
出来てきているのを見るのは、いつものことながら少しドキドキするものです。

設備機器や造作などの施工図承認も進み、ここから先はどんどん組み上がっていく予定なので、
関係者の多い現場だけに皆さんの流れを止めないよう、しっかり確認していきたいと思います。

インフィル設計に関する記事はコチラ>>
インフィル設計 カテゴリ

気持ちよく過ごす住まい

2013年04月16日

昨日はプレゼン用のスケッチを描きました。

これは戸建て住宅の提案ですが、高台にある立地と厳しい印象の建ぺい率40%を生かし、
明るく気持ち良く風通しの良い住まいと、家族でしっかり楽しめる庭を作ることを計画しました。

建築面積が小さくなる分、3層に積むことを提案していますが、
高さで用途を分けることで、細かく部屋を分けるのではなく、風の抜けるまとまった場所を
作ることができると考えています。

そして60%の恵まれた環境の空地は、土で残し、家族の時間を楽しむ場所としました。

外壁は、メンテナンスをどう考えるかや好きな素材など、
様々な要因からも決めていくため、今回の形は一つの提案ですが、
ちょっと自慢できるような、そんな表情が作り出せるといいなと考えています。

3つの敷地に提案していますので、また次の機会に紹介していきたいと思います。