続・キッチンに集う家 ロフトを作ります。

2015年06月4日

続・キッチンに集う家では、ロフト側の造作が始まりました。
150604_01

先週作った玄関側の収納に、週末を使って一度荷物を収めていただいたので、
今週からはリビング側の広くなったスペースに位置出しをして、子供と奥様の場所と、ロフトを作ります。

まずは図面上の寸法と実際の寸法の確認から。

以前のリフォーム時の図面を元にしているので、それほど大きな寸法のずれは無いのですが、
躯体の柱や壁の傾き等を測定して、どのラインに合わせるか、開口の位置や高さ、家具を収める場所の寸法など、
実際にテープで位置を出して、優先すべき数字や調整箇所について、監督さんと大工さんと決めて印をつけていきます。

そして奥様にも立ち会っていただき、それぞれの位置や造作範囲の寸法なども再度確認してもらって確定。

リフォームの場合、現況の寸法を優先するため、こうした現地での調整が必要となるのですが、
あとから予定していた物が入らない、、なんてことがないように、特にこの確認が大事になっています。

荷物を撤去していただいたことで出てきた、この床の広さも心地よいのですが、
手前にロフト付きのボリュームを作り、玄関側の納戸とロフトの間に寝室スペースができる予定です。

これまでの様子はコチラから>> キッチンに集う家

詳しい紹介はコチラから>>
目黒Y:好きなモノに囲まれ友と家族とキッチンに集う生活

OLYMPUS DIGITAL CAMERA

続・キッチンに集う家 電気の撤去から始めてます。

2015年05月26日

続・キッチンに集う家として子供の場所を作るリフォームが始まりました。
Exif_JPEG_PICTURE

昨日はまずは作業範囲の養生と一部解体に、移動や付け替えをする電気類の取り外しからスタート。

前回のリフォームでは躯体表しのままとし、配線類を剥き出しではなくすべて電設資材の鉄管に納めた仕様として、
フレキシブルに対応できるよう、ライティングダクトを使ったレイアウトにしていたのですが、
今回のリフォームでは玄関側にまとまった納戸を作る経過kとしたので、干渉する箇所の取り外しから進めています。

とはいえ、そのまま破棄するのではなく、使えるところに再利用をしていく予定なので、
電気屋さんと新しいスイッチやコンセントの場所を打ち合わせしながら、現況の配線と資材を外してもらっています。

それと、お施主さんの持たれていた既存の大きな収納家具を撤去して収納に作り替えるのですが、
こちらも工事で家具を解体して、搬出、撤去まで。

住みながらの部分リフォームであり、周囲を守りながら解体する必要があるので、
こちらは解体専門ではなく、内装屋さんが一つずつ丁寧に分解する要領で解体し、細かく刻んで袋詰めをして、搬出予定です。

取り外しと解体は昨日までで、今日は昨日まとめた廃材の撤去と追加の養生。
明日の水曜日から大工さんが入り、およそ1週間で玄関側の収納を作り、
現在リビング側に避難してある荷物を詰替えたら、今回の目的、奥の子供の場所作りへと進んでいく予定です。

これまでの様子はコチラから>> キッチンに集う家

詳しい紹介はコチラから>>
目黒Y:好きなモノに囲まれ友と家族とキッチンに集う生活

Exif_JPEG_PICTURE

大田区の共同住宅 仕上がってきました。

2015年04月22日

大田区の共同住宅の現場が進み、一通り仕上がってきました。
150422_02

外部の金物関係が少し残っていますが、外の足場も外れ、細かな部分の手直しや外構工事などが進んでいます。

今回の敷地は風致地区にあり、隣地からの後退距離などの制限があるのですが、
ココの現場では緑化率を緑化率20%に上げることで協議を行い、
後退距離1.5mのところを1m弱、建蔽率40%のところを50%までOK、といった緩和を受けています。

今後は外構と合わせて植栽などの緑化工事も並行して進め、明日に予定している完了検査を経て、
引き渡しへと進んでいきます。

あと少しです。

これまでの設計・監理についてはコチラから >>大田区の共同住宅

OLYMPUS DIGITAL CAMERA
賃貸のメンテナンスを考慮してクロス張りを採用しているのですが、床はオークの無垢材を使用。

OLYMPUS DIGITAL CAMERA
全部で3住戸。それぞれ構成も違うので、お気に入りを見つけてもらうのが楽しみになっています。

大田区の共同住宅 景観計画区域における行為の変更届出書

2015年04月10日

大田区の共同住宅では、景観計画区域における行為の変更届出書を出しています。
Exif_JPEG_PICTURE

建物の設計を行い、全てを決めて現場の工事が始まるのですが、
納まりからであったり現場でのお施主さんとの確認から、細かな部分や色などを変更をすることがあります。

今回もいくつかの変更があり、建物の確認申請については、軽微変更を申請済みなのですが、
この敷地では、
・風致地区内 建物許可申請
・地区計画の区域内における行為の届出書
・景観計画域における行為の届け出
も出しており、外観の色が変わったことで、「景観計画区域における行為の変更届出書」が必要になり、
こちらも出してきました。

「景観計画区域における行為の届出」は、以前は東京都へ申請するものだったのですが、
この計画の頃から区が管理することになり、細かな区分や必要な書類などが細かくなり、増えています。

いろいろな区域が制定され、該当項目に合わせて条件に満たすことが必要なのですが、今回の区域区分は
・市街地としての、住環境向上
・景観形成重点地区としての、国分寺崖線
・景観資源としての、鉄道(敷地が鉄道沿いのため)
の3つに該当しています。

当初申請した計画からは規模の見直しによる変更もありましたが、
今回変更しているのは、部分的に使っている木パネルの色(茶からオリーブグリーン)と、
1階テナント入口のスチールの色(濃緑から黒)の2か所。

性能に関わる変更ではないので、確認申請の軽微変更には該当しませんが、
色が変わる=景観が変わる、なので申請が必要、となります。

必要書類は、色名と近似マンセル値の変更と合わせて、申請のための書類に図面、外観図等一式。
申請の有無は変更箇所の量に関わるものではないので、雨どいの色が変わっただけでも申請は必要となるのですが、
書類を揃える作業や申請の手間などを考えてしまうと、一瞬躊躇してしまいそうなもので、
もう少し簡単になるといいかなあと思うところです。

OLYMPUS DIGITAL CAMERA
現場では着々と仕上げが進んでいます。

大田区の共同住宅 塗装が進んでいます。

2015年03月26日

大田区の共同住宅の現場では、室内の塗装工事が進んでいます。
Exif_JPEG_PICTURE

現場では大工工事が終わり、いろいろな場所の塗装が始まっています。

基本の壁は白、ボリュームは合板に着色拭き取り仕上げの組み合わせで作っているのですが、
今回の合板壁は、オリーブグリーンの塗装を拭き取り仕上げで、少し明るい印象になってきました。

全体が片付いてきたので、それぞれの明るさや広さもわかるようになり、
現場ではサインの調整などを行っています。

間もなく募集も行う予定で、委託の調整などもあり、
時間のかかったプロジェクトとなりましたが、竣工に向けて、順調に進んでいます。

これまでの設計・監理についてはコチラから >>大田区の共同住宅

Exif_JPEG_PICTURE
今回の階段は黒。全体が引き締まってきました。

多摩川の共同住宅 いろんな場所が見えています。

2015年03月20日

多摩川の共同住宅では、室内にいろんな場所が見えてきています。
Exif_JPEG_PICTURE

この建物は単身者を想定しているのですが、いろんな場所をつくり、部屋ごとの特徴づけをしたい、
とのことから、間取りだけでなく、空間の形を作る天井もいろんな形をしているのですが、
ボード貼りが一通り完了し、工具類の片付けも進み、いろんな場所が見えてきています。

現場では仕上げに向けての仕様確認が多くなってきて、そろそろあと少し。

今日は変更申請の書類を提出して、午後からは施主打ち合わせと、
いろんなことが完成に向けて進んでいるところです。

これまでの設計・監理についてはコチラから >>大田区の共同住宅

Exif_JPEG_PICTURE
外壁左官仕上げの下地モルタルも順調に進んでいます。

大田区の共同住宅 内装準備が進んでいます。

2015年03月4日

大田区の共同住宅では、内装の下地作りが進んでいます。
150304_02

テナントが入る予定の1階では、仕上げはクロス貼りとなる予定ですが、
棚の設置などが自由にできるよう、壁の下地は全面に合板張りとしています。

ここでは入口の自動ドアも付き、少しずつではありますが完成に向けて、着々と進んでいます。

毎週行っている定例では、鉄骨屋さんと鉄骨や金物周りの取り付けや詳細についての打ち合わせをしたり、
全体で工期を含むスケジュールの確認や、現場全体の状況などを確認したり。

外壁のラス網張りや水切りの取り付けなど、まだ外部の施工も同時に進んでいますが、
下地の取り付き具合や見えなくなる部分を重点的に確認しています。

これまでの設計・監理についてはコチラから >>大田区の共同住宅

150304_01
Bタイプ住戸内部の屋上まで繋がるスチール階段。今回は薄くするために鉄板で作っています。

大田区の共同住宅 内装下地が進んでいます。

2015年02月25日

大田区の共同住宅では、内装の下地が進んでいます。
Exif_JPEG_PICTURE

内部と外部が同時に進んでいますが、室内ではボード貼りや一部仕上げとなる合板貼りも進み、
いろんな場所が出来てきています。

賃貸なのでメンテナンスを考えクロス貼りを基本としていますが、
合板の部分はラーチ合板で、今回はオリーブグリーンの拭き取り仕上げとなる予定です。

定例では、大工さんと巾木の納め方やテラスのデッキ納まりについての打ち合わせをしたり、
電気屋さんと進捗を確認したり、全体の進み具合を確認してまわったり。

全体のフレームや下地も出来てきているので、さすがに大きな問題は無く(あったら困るのですが)、
この段階の現場は進捗に合わせた確認をいろいろな場所で打ち合わせしながら進んでいくのですが、
工事はまだまだ続くので、気を抜かずに見ていこうと思います。

これまでの設計・監理についてはコチラから >>大田区の共同住宅

Exif_JPEG_PICTURE
外壁の杉板も貼り進んできました。木摺りの部分は左官でラスモル+左官仕上げで吹き付ける予定です。

大田区の共同住宅 手すりや大工工事が進んでいます。

2015年02月13日

大田区の共同住宅では、引き続き大工工事が進んでいます。
Exif_JPEG_PICTURE

外の階段には床のメッシュが敷かれ、手すりも付いてきました。
手すりを繋ぐのは床の上ですが、ベースの留めつけはモルタルに隠れる下地の部分に設置。
足場はあるものの、手すりの無い階段は少し不安だったので、ここは一安心です。

内部の配線や下地作り、住戸によってはボード貼りも進み、少しずつ見えているものが減ってきたりもしていますが、
着々と、それぞれの場所ができてきています。

Exif_JPEG_PICTURE

今回の工事では、収納も家具で作るのではなく大工さんによる造作としているため、
壁と収納の取り合いや階段との取り合いなど、定例では大工さんからの造作に関する質疑が多く、
スケッチを描いて確認したりしながら打ち合わせ、現場も内外ぐるりと確認。

工事はどちらかというと、寒い季節のことの方が多く、ここのところも寒さも厳しいのですが、
サッシの入った室内で感じる日差しは、なかなか気持ちの良いものです。

これまでの設計・監理についてはコチラから >>大田区の共同住宅

Exif_JPEG_PICTURE
合板を仮固定してある面にも、階段側から使う収納ができる予定です。

住戸内装 取扱い説明を行いました。

2015年02月9日

この週末はまんぼうも参加している集合住宅の現場で、取扱い説明会がありました。
150209_01

新築のマンションの中の、住戸の設計(インフィル設計)を担当している物件で、
先月に内部の仕上がりを確認していただく内覧会があったのですが、
この週末は各設備やシステム、機器の取り扱いなどについての説明会があり、私たちも行ってきました。

今回、私たちで担当させていただいた住戸にはステンレスと木の組み合わせにこだわって作ったキッチンや、
ビルトインの電子コンベック(ガスオーブンレンジ)を組み込んだお住まいなどがあり、
説明に参加することでいろいろな最近の機器類に触れ、我が家の改装計画をまた思いついてみたり(笑)。

半月後に引き渡し予定なので、みなさん引っ越しの準備なども始まりお忙しそうではありますが、
楽しくも忙しそうな様子をお伺いするのは、なんだか私も嬉しくなるものです。

2013年の春からスタートしているので、お施主さんたちとも1年半以上、2年近いお付き合いになるのですが、
いよいよ完成するこだわりの住まいでの生活を楽しんでいただければなによりです。

インフィル設計に関する記事はコチラ>> インフィル設計 カテゴリ

大田区の共同住宅 階段がついています。

2015年02月6日

大田区の共同住宅では、鉄骨の階段がついてきました。
Exif_JPEG_PICTURE

住戸の間にある共用階段と、一部室内に鉄骨階段があり、現場では搬入と取り付けが進んでいます。

鉄骨階段にすることで、薄く仕上がるのですが、重量はかなり重くなるので、この日はクレーン車でつり込み、
無事に壁固定までが進んでいきました。

外部の階段はメッキ仕様(ドブ漬け)ですが、外階段では歩く音が響いてしまうので段板はモルタルで仕上げ、
室内は錆止めまでまでの状態で現場に入れて、ウレタン塗装となる予定です。

階段が組み上がるとハシゴではなく階段での上下移動が可能になり、作業も監理側も楽になりますし、
なんだかとても進んだ気持ちになるものです。

これまでの設計・監理についてはコチラから >>大田区の共同住宅

Exif_JPEG_PICTURE
ここより下は木階段ですが、まだできていないのでこちらは上がれません。

大田区の共同住宅 壁通気の下地作りが進んでいます。

2015年01月28日

昨日は大田区の共同住宅の現場定例がありました。
Exif_JPEG_PICTURE

打ち合わせでは木工事や電気など、施工上の質疑に回答をしたり、現場の進捗を確認したり。
何かのテーマについて集中して議論する、という感じではなく、万遍なく確認をしています。

現場では、内部の天井も貼られ始め、形が見えてきているのですが、外部の下地作りも進んでいます。

上の写真は、吹き付け仕上げの壁下地で、縦方向の通気胴縁の上に、木摺(きずり)のための羽目板が貼られ、
この上にさらに防水シートを挟んでラス網を留め付け、モルタルを塗って平滑な下地までを作って、
やっと、最後の吹付仕上げ、となります。

出来てしまえばただの平らな壁ですが、その下には壁内結露を起こさせないための工夫や段取りが詰まっています。

それともう一つの下地は、木板貼り仕上げの壁のための仕上げで、木板が縦張りのため、下地は横貼り。

横貼り下地で通気を確保する場合、空気の通り道として、下地の桟木をずらしながら付けていくのですが、
今回はあらかじめ切欠きをした桟木を使用。

ちょっとした工夫ですが、大工さんの手間はぐんと楽になり、施工性があがっているのです。

どちらも見えなくなる部分ですが、ここでの丁寧な作業が雨漏りや結露を防ぐことになります。

これまでの設計・監理についてはコチラから >>大田区の共同住宅

Exif_JPEG_PICTURE
外壁の防火構造は、ダイライト+木の組み合わせによる構造認定で確保しています。