猫と子供と暮らす家 色の確認を行いました。

2013年02月18日

先週の猫と子供と暮らす家の現場定例の話です。

現場ではいろいろな造作が進み、壁の塗装も始まっています。

今回、構造用合板にOS(オイルステイン)という浸透系の塗装をして拭き取る仕上げがあり、
写真はその拭き取り具合の濃さの確認用に現場で作ってもらったサンプルです。

素材のラーチ合板は構造材であり、下地材としてよく使われるものですが、
塗って乾く前に拭き取ることで、木目の浮き出る黒い木の壁を作ることができるので、
外部から連続する黒い木の壁を作りたい箇所に指定しています。

これまでにもよく採用している仕上げなのですが、拭き取り加減によって印象が変わる部分であり、
職人さんによるところが大きいものでもあるので、いつも現場で確認するようにしています。

午後から始めた定例ですが、終わる頃にはいろんなところに黒い外壁と天井ができていました。


個室のボリュームを黒い箱として作っているので、その下の和室の天井も黒。
外壁には焼き杉材を使用し、木の風合いの残る黒い壁となる予定です。

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猫と子供と暮らす家 造作工事が進んでいます。

2013年02月8日

昨日は猫と子供と暮らす家の現場定例がありました。

造作工事も進み、仕上げとの取り合いや端部の納まりについてなどの打ち合わせを行いました。
表しとしている構造材と絡む場所もあり、家具との取り合いなど、確認をしながら進めています。

写真はキッチンの制作過程ですが、脚部は大工さんが木で作り、仕上げはシナ合板にクリア塗装。
その上にシンクを一体溶接したL字型の天板を載せ、器具を取り付ければ完成です。

キッチン下にはビルトインの食器洗浄機までは設置しますが、それ以上は作り込まず、
家族のスタイルの変化に合わせて自由に変えられるようにしています。

オープンなLDKにあるキッチンなので、上部の吊り収納なども無しですが、
カウンターからL字に折れた先に食品庫を連続させ、壁一面の収納や冷蔵庫置き場もつくり、
生活感が出にくく、使いやすいキッチンとなる予定です。

お子さんのスタディコーナーも眺められる、自然光の気持ちの良い場所になりそうです。

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猫と子供と暮らす家 内装工事が進んでいます。

2013年02月1日

木曜日は、猫と子供と暮らす家の現場定例でした。

この家では鎌倉Nと同じく、木パネルに穴を開けた雨戸をリビング前に付ける計画で、
昨日はこの雨戸を含め、外部の納まりについての確認を行いました。

内部ではいろんなところの形が見えてきていて、写真は階段上からの見下ろしですが、
縦桟の向こうがご主人のためのこもり過ぎない趣味室で、階段下も収納として使います。
そして階段にはフローリングと同材の無垢板を貼り、壁には今回クロスを施工予定です。

その他、たたみ室の段差の下の引き出しなど、大工さんの丁寧な仕事で確実に進んでいます。

それと、昨日は施主打ち合わせも行い、壁についての最終確認を行いました。
仕上げでは定例以外にも現場に足を運ぶことが増えてきますが、確実に進めていきたいと思います。

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猫と子供と暮らす家 内装準備が進んでいます。

2013年01月25日

昨日は猫と子供と暮らす家の現場定例でした。

年明け以降、内装工事の下地や準備が進んでいます。

昨日は大工さんと電気屋さんの作業に絡む打ち合わせが中心で、
場所ごとの枠廻りの取り合いや、埋め込み照明周りにもう少し作業スペースが欲しい、など、
指示図として作成している内容の確認や足りない情報など、現場で確認をしていきました。

写真は監督さんが描いた取り合い確認の図ですが、
端材に太ペンで大きく描いて皆で確認する、というのは現場ではよくある光景です。

今回は合板仕上げの部分もあるので、先週末には施主夫妻にも確認いただいたりと、
3月中旬の引き渡しに向けて、着々と進んでいる現場です。

猫と子供と暮らす家 下地工事が進んでいます。

2012年12月18日

猫と子供と暮らす家では、大工さんによる作業と、設備の配管準備が進んでいます。

外壁では、壁内に溜まる湿気を外部に逃がす外壁通気工法を採用していて、その下地を作っています。

手順としては、透湿防水シートを貼って通気胴縁を留め付けた上に、
杉の小幅板を隙間を開けながら貼る木摺り(きずり)下地にラス網を取り付け、
その上にモルタルを塗って、外壁仕上げのための下地を作るのですが、
サッシの近くは胴縁を少し離し、空気が抜ける道を確保していることをチェックします。

住宅1軒分の外壁面はとても大きく、手間も時間も掛かる作業ですが、
手際の良い大工さんの丁寧な作業で、着々と進んでいます。

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猫と子供と暮らす家、中間検査がありました。

2012年12月13日

横浜市に建つ猫と子供と暮らす家の、中間検査がありました。

中間検査というのは、まさに工事の途中に行う検査のことで、
一定規模以下の木造2階建て住宅の場合は対象外となっていることが多いのですが、
横浜市の場合は確認申請対象部分の棟単位での延べ面積が50㎡以上と規模基準が小さく、
床面積50㎡以上のこの住宅は該当するので、検査を受けました。

検査のタイミングは全軸組緊結完了時で、外壁の下地や防水シートの施工は進んでいて良いのですが、
内側からすべての金物が見える状態のこのタイミングで申請して行います。

それと、こちらは施工会社から申請するのですが、
住宅瑕疵担保履行法に基づく保険、住宅瑕疵担保責任保険の検査も行われました。

検査は神奈川県の民間検査機関ですが、今回は住宅瑕疵担保責任保険の検査も同じ機関で、
合わせて行われました。

検査の内容はいろんな箇所の寸法を測ったり、金物の場所を確認したり、
細かくチェックしていかれましたが、図面通りきちんと作っているので問題なく無事完了。

中間検査の後は監督さんと今後の段取りや納まりなど打ち合わせをして帰りました。

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中庭を囲む二世帯、地盤改良から始めています。

2012年12月6日

中庭を囲む二世帯住宅の工事が始まっています。

地鎮祭のあと、少し調整に時間がかかりましたが、敷地内への工事用電気や給水の引き込み、
周囲の仮囲いも完了し、地盤改良から開始しています。

ここで採用しているのは世田谷Iと同じ、地盤改良は柱状改良といわれるもので、
先端に羽の付いたような機械を土の中に穴を開けながらねじ込み、
その先端からセメントミルクと言われる固化剤を出しつつ、羽を逆回転させながら引き抜くことで、
土の中に周囲の土と練り合わせたコンクリート柱を作る工法です。

一番奥から初めてどんどん手前に移動してきて、重機が敷地外に出て完了です。

こちらも寒い時期の工事になりますが、みなさまよろしくお願い致します。

猫と子供と暮らす家の木工事が進んでいます。

2012年12月4日

先日上棟した猫と子供と暮らす家の木工事が、着々と進んでいます。

上棟後は、屋根の下地となる野地板を敷き、室内の壁へと進んでいきます。
まずは下地となる部分ですが、柱の間に構造用合板を張って耐力壁を作り、全体に固めていきます。

野地板の下に見えている垂木(たるき)は、今回は屋根の納まりから、2×8(ツーバイエイト)という、
少し大きめの材を使用していますが、間に断熱材を充てんし、天井を貼ると見えなくなります。

現場では、壁ができてきたことで、内部の広さや明りの入り方なども体感できるようになってきました。
この先は、サッシ、外部の防水シート貼り、と進んでいく予定です。

◆お知らせ◆
ここの現場では、家づくりをご検討中の方を対象とした構造見学会も行っています。
まだしばらくは構造フレームも見える状態でのご案内が可能ですので、
ご興味がありましたらお問い合わせください。 >>お問い合わせ

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現場打ち合わせに行ってきました。

2012年11月28日

昨日はまんぼうも参加している集合住宅の現場打ち合わせに行ってきました。

私たちが担当しているのはインフィル設計といわれる担当住戸の内部の設計で、
メールでも情報は確認していましたが、かなり立ち上がってきているのを見て、実は焦りました。。

いろいろチェックしなければいけない施工図を少々ストック気味なのですが、
関係者の皆さんに無駄な手間をかけないよう、早めに戻していきたいと思います。

寒い中の工事ですが、みなさまよろしくお願いいたします。

猫と子供と暮らす家の上棟式を行いました。

2012年11月21日

昨日は猫と子供と暮らす家の上棟を祝い、上棟式を行いました。

上棟式は、建て主側から棟梁や大工さんたちへの感謝の気持ちを表す意味で行うもので、
建て主ご夫妻と現場の棟梁・大工さん、監督を含めた施工会社の方々と、まんぼうで行いました。

今回は略式として、お施主さんが用意されたお米と塩とお酒を使って皆で四隅を清めて回り、
施主、設計者、監督(施工会社)と皆が挨拶をし、しばしの歓談ののち、手締めで終了しました。

現場では、上棟式を行わないから仕事の手を抜く、なんてことはありませんが、
実際に家を作ってくださる方々に一番最初にきちんと挨拶をし、感謝の気持ちを表すことで、
お互いに顔の見える関係ができ、皆がさらに気持ちよくいい仕事ができるように思います。

これから寒い時期の工事になりますが、皆様、引き続きよろしくお願いいたします。

棟飾りの取り付けは大工さんと監督さんで。今回は屋根が少し複雑なので中央に取り付けました。

擁壁と立ち上がりの確認をしました。横浜S

2012年10月31日

先日、猫と子供と暮らす家の隣地側の擁壁と、基礎の立ち上がりの確認をしました。

この家では前面道路が傾斜していて、隣地との間に段差があるのですが、
境界に沿って駐車場のための切込みを作るため、隣地の塀に沿って擁壁を施工しています。

写真では擁壁の基礎を埋め込むために深く掘っていますが、実際にはこの擁壁はほとんど見えず、
後から施工する土間コンクリートは、写真の蛍光色の水糸のラインになる予定です。

それと基礎の立ち上がりの配筋を確認。

耐圧盤の打設前に確認済みなので、立ち上がりでずれることはあまりないのですが、
基礎の立ち上がりのかぶり4センチをしっかりと確認しました。

建て方は11月中頃になる予定です。

配筋検査を行いました。横浜S

2012年10月19日

昨日は猫と子供と暮らす家の基礎の配筋検査を行いました。

この家では敷地のゆとりを生かし、庭と繋がるように1階に大きなLDKを作る予定なので、
あまり立ち上がりのない、シンプルな基礎になっています。

今回の構造はSE構法なので、柱を固定するためのアンカーもセットされ、とても綺麗な配筋でしたが、
設備配管を打ち込むところでかぶり不足があり、是正をお願いしました。
※かぶりとは・・・鉄筋の外のコンクリートの厚みで、部位により数値が決まっています。

基礎ができたら次は建て方。
プレカットした木材を金物で緊結していくので、ここから先は一気に形ができていく予定です。

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